【12月前半】季節花クラスレポ
【クリスマスリース】

今回は先日終了した季節花クラスでのクリスマスリースレッスンのレポです!
「どんなリースにしようかなぁ」と色々と考えたのですが、あまり「ザ・クリスマス☆」という感じではなくその後も飾っておけて、尚且つありきたりでなく華やかなもの…となかなかの無理難題に対して、今年はこんなリースにしました!

なかなかいいんでないの?^^ 森の中に雪がちらつく情景を思い浮かべながら、濃いめピンクをアクセントに利かせました。ベルベットのリボンも合わせてピンク系で。ベルベットリボンと羽でクラス感を底上げしています。ちょっと普通とは違うぞ!と。

あまり着色花材は好きではないので、極力素材そのものの色でこの色合いになるように頑張って花材を集めました。

やはり、あんまりまん丸のリースは面白みがないので、全体のフォルムも動きを出して遊ばせて。平面的なリースにならないように立体感も出して。
まん丸は好きではないのですが、結構緻密に細かいリースは好きなんですよ。かなり細かーく色んな花材が入ってます。お陰で作るのにめっちゃ時間が掛かります…。

日本人はまん丸リースを見慣れている人が多いから、こういう動きのあるリースは違和感を覚える人もいるかもしれませんね。
本当はもっと動きのあるリースもやりたいんですよ。でもいきなりそこまでやってしまうと皆さんの違和感が半端ないと思うので、とりあえずこのくらいで様子見しています。

でもこのぐらいでも十分カワイイからいいかも。

 

それでは生徒さんの作品を紹介していきます!

いつものレッスンでは私がデモをした後に生徒さんに作業を始めてもらっていますが、クリスマスリースだけはデモで一つ作るとなるととんでもなく時間が掛かってしまうので、説明しながら同時に作っていってもらっています。
まぁ、悪く言うと、私の説明がいつものレッスンより必然的に少なくなります。そんな中でも、いつもレッスンに来てくれている生徒さんの作品を見ていると、ちゃんと私が普段伝えている大事な点がクリスマスリースにも自然に応用できていて感慨深かったです。

「Yukiさん、こうやって花材入れると立体感が出ていいですね!」と言う生徒さん。そう、ほんとはそれも私がちゃんと説明しなきゃいけないんですが、私が説明するよりも先に自分でそれに気づく。いつものブーケとかみたいに立体感を出すにはどうするともっといいんだろうって自分で考えているからこそ。

こうやって斜めからの画像とか見ると、立体感がとっても出てるのがわかります!素晴らしい。
やっぱりね、生徒さんの上達は嬉しいもんなんですよ。

そして2回目以降のレッスンでは、私の説明を聞き、完成品のデモリースも見ながら生徒さんがみんな頑張って作ってくれました!

 

いやぁ、ほんとね、花材の種類も多いので、いったいどの花材をどこにどんな風に入れていったらいいのか難しかったと思うんですよね。私も割とザックリとしか説明してなかったし。
でも皆さん私のデモリースを都度確認しながら、「きっとこの花材はこうやって入れるとかわいいんだろうな」と個々に解釈して作ってくれたのだと思います。

みんな一緒じゃなく、それぞれ可愛い。

これなんか、左下にピョコっと出てるラグラスがとっても可愛い。羽もいい感じの位置に入れてくれてる。

 

これもとってもお上手。全体のバランス感もよく、立体感も出てる。この方も続けて通ってくれている生徒さんですが、やはりしっかり私のデモリースを都度確認しながら作成していました。うん、確実にうまくなってる。

 

以前から言っていることではありますが、上手くなるためには「観察する力」ってとっても大切なんですよね。手を動かしてする練習ももちろん大切ですが、いかに観察力があるかで上達の度合いが変わる。

『練習回数×観察力=上達具合』と言った感じでしょうか。一番基礎の観察力は、やはりお手本と自分の作品のどこがどう違うから全体として異なって見えるかを見極められる力でしょうか。

使っている一本一本の花材の個性は異なるのでもちろん全く同じにはならない。同じになる必要はない。でも、全体の印象として、何がどう違うのか。どこを修正するともっと私のデモに近づくのかを自分自身で見極められるようになると上達が早いと思います。後はやはりそれを自分の手で実現できるようにするテクニック。これは練習するしかありませんが。

もちろん、季節花クラスは趣味で学んでいる人向けに開催しているクラスですので、一番は花に触れて楽しんで欲しいのが一番です。難しいことを考えずにまずは楽しむ。

そしてもっともっとうまくなりたい人やプロの人は、やはり観察力・観察眼を養うといいと思います。自分の目で違いがわかるようになるかどうかが一つ大きく成長するかどうかの境目だと思います。

私も初心者の頃は美しい花、そうでない花の差がよくわかりませんでした。とりあえず全部「花」ではあるのできれいに見えました。より美しくアレンジされている花とそうでない花をより深い次元で見極められるようになったのは割とここ数年のことかもしれません。昔日本の花屋で働いてたときも、パリの花屋で働きだした初期も、正直それほど観察力の大切さには気づいていませんでした。自分の観察力が低かったので、それがどれほど大切か気づけなかったとも言えます。

どうやって観察力を培ったかはまた時間があったら別の機会に書きたいですが、観察力がかなり養われた今だからこそ本当にその力の大切さがわかります。観ることでもの凄く多くのことを学べるのです。

でも初心者のうちはやっぱり楽しむことが一番大事!プロになってからも楽しむことが一番大事!
皆さんこれからも一本一本の花を愛でながら、花に触れる時間を是非楽しんでくださいね!

今月末にはお正月花のレッスンを開催します!近日中に詳細出せると思いますのでもう少々お待ちくださいねー!

 

 

 

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