プライベートレッスンコレクション vol.5
緊急事態措置も終わり、徐々に6月からレッスンを再開し始めました。レッスンをするのはかれこれ3か月ぶりくらい。3か月もレッスンをしていないとさすがに教え方が鈍っているのを感じました。。
フィギュアスケートの浅田真央さんは一日氷の上で練習をしないと感覚を取り戻すのに三日掛かると言っていました。私も徐々に色んな感覚を取り戻さないとなぁ。
さて、お久しぶりにレッスンレポをアップします!なんとまぁ、一年前くらいのプライベートレッスンレポで、周回遅れでオンシーズンです。笑
こちらはインドネシアからきた生徒さんのプライベートレッスンでもデモアレンジメント。この回はちょうど祖母の家に行った後で祖母の家の庭花を多めに取り入れたレッスンでした。
色んな色や花材を織り交ぜた絵画的なスティルライフ調でありながらも、ナチュラルに。一つ一つの花材の特徴や、どこにどう入れると活きるか考えながら生けていきます。
生徒さんの作品がこちら。
今までは海外からの生徒さんがたくさん来ていましたが、今年はさすがにコロナの影響で激減でしょうね。さすがに世界的にまだまだコロナが流行しているこの状況で海外旅行は避けたい。個人的に国内の各種自粛は解除になっても、しばらくは海外からの入国者に対してはきちんと検査なり規制を続けて欲しいなと思います。
次は定期的にプライベートレッスンにいらしてくださっている生徒さん。リピートの方にはレベルや上達状況を考慮しながら、生徒さんの希望など踏まえて相談の上、内容を決めています。
まずはセンターピースのレッスンから。私のレッスンで一番デザインを学ぶ上で大事なのがセンターピースのレッスン。このレッスンを通じて凹凸や立体感の付け方、花材の見極め方・活かし方、フォルムなど諸々の大切なことを学びます。意識するべき点がすごく多いので、正直一回のセンターピースのレッスンですべてを取得することは難しく、リピートの方もデザインスキルの向上のためにセンターピースのレッスンは繰り返し受けることをお勧めしています。
生け花のレッスンも一度のレッスンで師範と同じスキルが身につくわけではありません。繰り返し練習してスキルアップしていくのです。同じように私のセンターピースのレッスンも繰り返し練習がとても大切だと思います。
私のデモアレンジがこちら。芍薬が好きな生徒さんなので、芍薬の麒麟丸など珍しい品種を使って。赤と黄色を基調に多種の花材を合わせて深みを出しています。
今一年前のアレンジを見返してみるとすごく細かく花が重なり合って入ってるなぁと感じます。正直、ここまで細かく花を入れていくには一つ作成するのにものすごく時間が掛かります。たぶん、好みや気分の問題でもあると思いますが、自分比で使用する花材の種類は減りました。もちろんこのような複雑に絡み合うアレンジも美しいのですが、もうちょっとメリハリのある少しモダン寄りなものを作成することが以前と比較して増えました。常に変わらないのは自然の特性を活かして活けるということ。その軸は持ちながら、デザインの幅が広がった感じです。
こちらが生徒さんの作品。
通常プライベートレッスンでは生徒さんには自分で好きな花を選んで作成してもらいますが、この生徒さんは私と同じ花材を選びます。何故かというと、デザインを学ぶ上では同じ花材でやった方が習得が早いから。確かに、花も自分で選んで、習ったばかりの新しいたくさんのデザインのポイントを実践するのはかなり難しい。だからまずは同じ花を使ってデザインスキルの取得を目指していらっしゃるのです。なるほどなぁと思います。最初からオリジナルのものを作るよりも、学んでいる段階では模倣をすることが大切。
同じ花材を使用して二つ似たアレンジが出来たので、テーブルセッティングをして撮影しました。
一気にテーブルが華やかになります。結婚式の流しテーブルなんかにズラーっと一直線に並べると圧巻です。
続いてブーケのレッスン。これはウェディングブーケではなく、ギフトブーケのような360度のもの。基本的にはスパイラルテクニックの応用で束ねます。
淡いピンクとブルーでフェアリーテイルのようなブーケに。私のギフトブーケはまん丸のラウンドではなくより動きや立体感のあるもの。センターピースのレッスンで復習したデザインのポイントを意識しながら束ねていきます。結構なボリューム感になりました。
こちらが生徒さんのブーケ。
一日に学べるのは二つまでなので、続きは二日目です。
まずはウェディングブーケのレッスンから。こちらがデモブーケ。花がギュッとせずに空気感が出るようにスパイラルではなく茎が交差する方法で束ねます。芍薬コーラルチャームのピンクコーラルからコーラルへの自然な色のグラデーションに合わせたカラーパレットで。
花がギュッとくっつくのではなく、一本一本咲けるスペースを取れるように。
茎が交差する束ね方はスパイラルに比べて一般的に茎への負担が大きいと思います。ただ、そこは力量でカバーできる範囲だと思います。初心者の方なんかはスパイラルで束ねていても手に力が入っていて花を折ってしまうことよくありますよね?
私の茎が交差する束ね方では、束ねているときにブーケをギュッと持ちません。かなり緩めに持ちます。結束するときも麻紐でギュッと結びません。きちんと適切な束ね方、結束の仕方をすれば、束ねているときもその後も花が折れたりすることはありません。ただ、この束ね方はスパイラルと異なりものすごく練習が必要になりますが。
こちらが生徒さんのブーケ。
二つ合わせて持つととっても華やか。
折角なのでブートニアも作りました。ブートニアは小さめが好き。ゴツく主張が強いものではなくさり気なく添えられているぐらいがちょうどいい。
そして大型の壺活け。私のデモがこちら。
生徒さんの作品がこちら。
大型の作品でも学んだことを活かして花が折り重なるように。
プライベートレッスンの予約も受け付け再開していますので、ウェブサイトのCLASSESのページをご確認の上お問合せくださいね!
一日一回クリックでランキングにポイントが加算される仕組みになっています。
お帰り前には下記の応援バナーのクリックをよろしくお願いします!
↓