花市場 in 台湾・台北

去年の6月に2週間弾丸で海外周遊に行きましたので、しばらくそれについてアップしていきます!
まず一か国目は台湾。台湾には知り合いの花屋仲間が数人いるので、彼女たちにも会って来ました。

一人目がJardin d’hiverのYutin(ユーティン)。今、彼女のウェブサイトのリンクを貼るのに検索したら、facebookで14,000人近くフォロワーがいました!私、全然facebookやらないのでわからないのですが、かなり多い人数なのではないかと。台湾ではfacebookもまだまだメジャーなのかな?私自身facebookをまったくやらなくなって3~4年くらい経っている気がするので、今日本でfacebookがとの程度利用されていてどの程度利用価値があるのかよくわかりません。

Yutinと私はパリで出会いました。私が働いていたパリのトップフローリスト「ステファン・シャペル」に研修生として働きに来てたのがYutinでした。彼女はその時点で私よりもフランス滞在歴が短かったにも関わらず、かなりペラペラにフランス語をしゃべれていたのでとっても羨ましかったのを覚えています。言語を学ぶ才能があるのでしょうね。

Yutinはフランスに来る前から自分のお店を持っていて、いったんお店をクローズしてフランスに花を学びに来ていました。フランスに来る以前からある程度台湾で活躍していましたが、渡仏して台湾に帰ってからは更に手広く仕事を手掛けていてかなり活躍している模様。こうやって知り合いがどんどん頑張っているのを見るとほんとにいい刺激をもらえます!私も頑張らないとなぁと。

今回台湾でYutinに花市場に連れて行ってもらいましたのでそのレポです!
相変わらず、連れて行ってもらっているので具体的な場所などはわかりません。有益な情報載ってないブログですみません。。花市場へはスクーターに二人乗りして向かいました。道が混んでいるので原付で行った方が早いみたいで。持ち帰れない量を買うときはお店まで花を配達してもらうそうです。
さて、実は私原付だったりバイクだったりの後部座席に乗ったことって一回も無かったんですよね。なぜかそんな縁がなくここまで来ました。なのでYutinに「後ろに乗って!」と言われたときはちょっとドキドキしました。まさか初の二人乗りが海外でになるとは。ちょっとドキドキしながら後ろに跨りました。

そして辿り着いたのがこちらの花市場!

たくさんお店が連なっています。仲卸通りの広さは、日本で一番大きい大田花きより広いんじゃないかな?お店の数は確実に台北の市場の方が多かったです。お花を買うのに特に登録や資格などは必要ないので誰でも購入できます。

ただ、誰でも花を購入できる状態では一般の人とプロの人の住み分けができないので、世界的な流れから言って市場が整備されていくと一般の人は市場での花の購入ができなくなる方向ではあります。まだまだ世界には登録制じゃない花市場がたくさんありあすけどね。許可制じゃない方が大多数だと思います。

確か10時くらいと遅めの時間に行ったので、おそらく人通りはピーク時より少な目かな?

花の種類は割と豊富に揃っていました!想像してたより全然豊富。

 

 

メインの花じゃなくて、副花材に当たるような花も豊富に揃ってる。

6月は日本ではもうチューリップはないけど、台湾にはまだまだありました!オランダからの輸入かな?

 

私の好きなセルリアも。結構状態も良さそうだし。

 

ほんと、大体の花は揃ってます。

6月だとアジサイも時期になってきますね。

アンティークカラーの染めカスミソウ。

 

私は普段このような人工的な色ではなくて自然のあるがままの色を大切にしたいので染め物花材はあまり使いませんが、この渋さはいい色。

受粉するために花を咲かせる植物の特性を考えると、自然に咲く花はやはり華やかな色が圧倒的に多いのでしょう。くすみ系って育種家が色々交配させて生み出しているので。なっかなかくすみ系は交配から出ないようで。

そういう自然界に無い花の色を「ステキ」とか「美しい」と思ってしまうのって、少なからず無いものねだりというか珍しいから、という側面もあると思うんですよね。もちろん、純粋にその色が美しいと思う場合もありますけど。

台北の市場には何でも豊富に揃っているように見えても、やはりちょっと特殊な花材もあるようで。
その一つがスモークツリー。6月だとスモークツリーは日本では最盛期で市場ではわんさか溢れていますが、台湾は事情が違うようで。

Yutinがスモークツリーを買いたいと仲卸の人と話していると、スタッフが大切そうにスモークツリーを奥から出してきてくれていました。

台北のスモークツリーは日本からの輸入だそうです。ローカルでも育てられるんじゃないか?と思いますが、何らかの色んな事情があるのでしょう。そしてそのお値段がもんのすごく高い!一本で仕入れ値が3,000円くらい!日本の6倍くらい?なんでそんなに高いのか聞いてみたら、やはり輸入の際の植物検疫に色々手間が掛かるみたいで。スモークツリーのモクモクにつている細かい花粉だかなんかを全部取り除かないと輸入ができないとかそんなことを言っていました(違ったらすみません)。

まぁとにかく、輸入するのにとてつもなく手間が掛かるそうで。本当に貴重な花だそうです。ちらみにスモークツリーは韓国でもめっちゃ高いです。日本は世界的に見るとかなり安い部類。

やっぱり国外の仕事をしていると相対的な日本の花の価値が見えてくるので色々と気づかされます。日本では普通に安い雪柳なんかが海外では高すぎて使えない花材だったり。

こちらは葉物・枝物やさん。この辺はおそらくローカルな花材じゃないかな?

 

こういう動きや風情が感じられる花材が好み。

そして別の建物では観葉植物が売っていました。資材も確かこっちで売ってたかな?

 

面白いなぁと思ったのがこのアレンジメントのようなもの!至る所で売ってます。

何かお供えに近い意味合いで家やお店などに飾るみたいですね。一つ作るの大変そう!こういう手工芸のような細かいアレンジや細工は東南アジアで特に栄えている印象があります。手先が器用なんでしょうね。

以上、台北の花市場でした!

まだまだ台北で花をめぐるあれこれをやってきましたので続きをお楽しみに!

 

 

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