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YUKI YOSHIKAWA x Cœur d’…
コラボワークショップのお知らせ
2024/11/29
2025年1月25日(土)、26日(日)の二日間でドイツとフランスで活動するフローリスト「Cœur d’…」とコラボワークショップを開催します。
久々のフローリストとのコラボワークショップです!
今回のワークショップのテーマは「ヨーロッパのフラワーデザインの今」です。
今回の告知は久々に私の思いの丈を綴ったので長文になっています。
サックリ「何を学べるの?」って人はとりあえず下の方までスクロールで読み飛ばしてください。
さて、あなたはまだフランスではシャンペトルブーケが人気だと思っていますか?
「パリスタイル」みたいなものが一般的だと思っていますか?
もしそうだとしたら残念ながらかなり古いです。古いというか、視野が狭いです。
私は以前フランスに約2年滞在してフローリストとして働いていましたが、フランスに行って一番良かったなと思ったことは、圧倒的にフラワーデザインの世界の視野が広がったことです。
私が日本にいた時に思っていた「パリスタイル」は幻想だった。
自分は井の中の蛙だった。
そう気づけたことが私にとってフランスに行ったことの一番の収穫であり、そこから私自身のフラワーデザインの探究の旅が始まりました。
ただ、なかなか日本にいながらヨーロッパのリアルなフラワーデザインのトレンドに触れるって難しいですよね。ヨーロッパに短期で花留学に行ったからと言って、正直現地のリアルなフラワーデザインを肌で感じるのって難しいと思います。自分で情報をキャッチするために高いアンテナを張っていないと難しいです。
そして、今回のコラボ相手のフローリスト「Cœur d’…」のYuriさんはフランスとドイツの在住経験があり、ヨーロッパのフラワーデザインの今を熟知している方です(現在はドイツ在住)。
【プロフィール】
ベルリン・パリを拠点にフリーランスで活動するフローリスト・ライター。
東京の花屋で勤務後、渡仏。パリのトップフローリストFlower.frやOz garden、L’arrosoir で勤務。
2019年から現在まで、ベルリンとパリを拠点にレストラン装花やイベント装花をしている。
雑誌『フローリスト』では最新のヨーロッパのフローリスト事情を発信し、連載「ヨーロッパからお届け!エコな花情報局」を担当している。
Cœur d’… HP
実は私とCœur d’…のYuriさんは意外なほど多くの共通点があります。
①実家が近い(二駅隣りです)
②高校の時に通っていた予備校が一緒(Yuriさんの方が年下なので被ってはいませんが)
③パリで同じ花屋で働いた経験がある(Flower、Oz garden これも時期が被ってない)
他にもここでは書きませんがもっと共通点が多いんです!
ビックリしました。
私は自分の感覚、感性を大事にしていますが、Yuriさんと話したときにビビッと来るものがありました。
生き方が面白い、独自の感性そして芯を持っている。通じるところ、共感するところが多かったのです。
今回のワークショップでは、皆さんが知らないであろうヨーロッパのフラワーデザインのリアルを色々とお伝えできればと思います。
「パリスタイル」「ブリティッシュスタイル」など国ごとのテイストとして紹介されることの多い、ヨーロッパのフラワースタイル。実は近年、フラワースタイルはボーダーレスになり、花のみせ方も、花束というよりアートピースのような造形的なスタイルがよく見られるようになりました。
見慣れた花や植物、モノの見方を変えるだけで、それの面白さや本質を再発見できると教えてくれるのが、最近のヨーロッパのフラワースタイルの特徴です。
今回のワークショップでは、最近のヨーロッパでよく見られるさまざまなスタイルを紹介、分析し、実践。花束やアレンジメントというよりも、自分の美的感覚を使って花でアートピースを作る提案も盛り込んでいます。
二日間でブーケ2個、スティルライフアレンジメント、セットデザインを学びます。下記、各内容の説明です。
ブーケ inspired by 「Flower」by Yuki
私とYuriさんが勤務していたパリの花屋「Flower」。
私にとってたくさんの思い出が詰まった花屋でもあります。
Flower Instagram
Flowerで働いていたときの写真を引っ張り出してきたので少し紹介します!
こちらが店舗の外観です。
フラワーデザインもそうですが、ディスプレイにもかなり拘っている花屋でした。
毎日色々考えて外観のディスプレイを並べるのですが、美しく並べられたときは壮観でした。
これはとあるハロウィンの時のディスプレイ。
これはまた違う時のディスプレイ。
そして店内はというと、秘密の花園というか、これまたディスプレイに拘った息を飲むように美しい店内でした。
何か、「ここは花屋なのか?」というような店内ですよね。
自分で言うのもなんですが、私が働きたいと思って働いていたわけだからセンスのいい花屋なんですよ。笑
この店「Flower」で働こうと思ったきっかけの一つが、Flowerのブーケの美しさでした。
その色合わせ、花材合わせが好きでした。
今回私のブーケレッスンでは、このFlowerのスタイルに寄せたものを束ねようと思います。
また、Flowerで働いていたときのことも一緒にお話していきます。
大きさは以前開催していた月1のレッスン(季節花クラス)より大き目のものにする予定です。
Flowerで働いていたときに、ひたすら大きいブーケを束ねていて直径が1mくらいありそうなものも束ねていました。かなり規格外の花屋でした。笑
こういう大きいブーケ、束ねてましたねー!レッスンではこれほど大きいのは束ねませんのでご安心ください!(束ねたかった?)
(ブーケの画像はFlowerのインスタグラムから引っ張ってきています)
ここで鍛えられて小さい手で大きなブーケを束ねるのは得意になった気がします。
スティルライフアレンジメント By Yuki
日本ではまだまだ聞きなれないかもしれない言葉「スティルライフ」。
フラワーデザインの世界で「スティルライフアレンジ」と言うと、花の静物画のようなアレンジメントのことを指します。
参考までに、花の静物画に関する記事を貼っておきます。
https://www.atpress.ne.jp/news/296743
パリで花屋として働きだした初期の頃は、私は自分の確固たるスタイルをまだ持っていませんでした。Flowerで働いていて暇だったある日、Flowerの同僚のフローリスト「Maxime」に「スティルライフアレンジを一緒に作ろうよ」と言われました。
「スティルライフアレンジって何?」って聞くと、「こういう花の静物画からインスピレーションを得て作ったアレンジのことだよ」と画像をググりながら教えてくれました。
当時、2017年でしょうか?世界の感度の高いフローリストがスティルライフアレンジを作成し始めていました。そして、その流れから派生して色んなフラワーデザインが生まれています。
今パリで大人気のトップフローリストもこのスティルライフアレンジの流れを汲んでいます。
私自身も、このスティルライフアレンジメントから派生して色々と自分のエッセンスが加わり今のスタイルに行きついています。
「花でこんな表現もできるんだ!」と気づかせてくれたきっかけが「スティルライフアレンジメント」でした。
私にとって、とっても思い入れのあるこのスティルライフアレンジメントを今回のワークショップでは花瓶に投げ入れで教えていきます。
是非、花の新しい可能性に触れてもらえればと思います。
ブーケ by Yuri
花をスプレーで染めたりしながら、自由な発想でアートピースを作るように花を束ねていきます。
イメージとしては、こんな感じです↓
スプレーで花材を染めるところも、皆さんと一緒にやっていこうと思います!
セットデザイン by Yuri
花や果物、野菜を組み合わせて、空間演出をします。「セットデザインって何?」という方が日本では多いのではないかと思います。そもそも日本で「セットデザイン」のワークショップはほとんど開催されたことがないんじゃないかと思います。「セットデザイン」とはブーケやアレンジメントとは大きく異なり、かなり自由です。
技術や知識よりも、自分の美的感覚や哲学を信じることが肝。
感覚的に花やモノを配置し、目的に見合った空間を演出することがセットデザインの目的です。近年日本でも商品やエディトリアルの撮影などでフローリストがセットデザイナーとして参加することも増えてきていますが、ウェディングの演出などにも活かされると思います。セットデザインを通して、自分のスキを表現してみましょう。
今回は用意した果物や野菜などと花材を自由に組み合わせて、ご自身のセットデザインを創り上げていただければと思います!
そして、今回のワークショップではFlowerで働いていたときを思い出し、ランチにはワインもご用意する予定です!(アルコールを飲まない方には何か違うお飲み物をご用意します)
今でも覚えているFlowerでの勤務初日。その日はFlowerでランチを食べてから午後勤務でした。
そして、お店に出勤するとみんなワインを飲みながらランチを食べているじゃありませんか!
そして「Yukiも飲む?」と聞かれ、もちろんいただきました。笑
そんな風に、ワインを嗜みながら日々働いていました。
これはとある日の情景。たぶん私が帰国する前の最終出勤日の様子かな?
ここは作業スペースでここで花を束ねていたわけですが、しょっちゅうこうやってワインやつまみを食べながら仕事をしていました。懐かしいなぁ。
今回もグラスを傾けながら、ざっくばらんに肩肘張らずにみんなで交流しながら楽しめるワークショップにできたらと思います!
日時・スケジュール
一日目:1月25日(土)9:00~16:30予定
ブーケデモンストレーション by Yuki
Yukiの指導の元、参加者各自ブーケ作成
ランチ
セットデザインデモンストレーション by Yuri
Yuriの指導の元、参加者各自セットデザイン作成
二日目:1月25日(土)9:00~16:30予定
スティルライフアレンジメントデモンストレーション by Yuki
Yukiの指導の元、参加者各自スティルライフアレンジメント作成
ランチ
ブーケデモンストレーション by Yuri
Yuriの指導の元、参加者各自ブーケ作成
場所
YUKI YOSHIKAWA atelier
小田急線成城学園前駅下車 徒歩13分(バスもあります)
対象者
全てのレベルの方を対象にしたレッスンです。
・現在花の仕事に携わっていて、最先端のデザインや技術を学びたい方
・将来花の仕事に就きたくて学んでいる方
・趣味で花を学んでいる方
定員
6名
最小催行人数
3名
持ち物・服装
2日目はスプレーを使いますので、汚れても差し支えない服装でいらしてください。
支払い・キャンセルポリシー
・85,000円(2日間参加・1/25, 26)
・45,000円(1日目のみ参加・1/25)
・50,000円(2日目のみ参加・1/26)
(花材、資材、ランチ、飲み物込み)
全額前払いで銀行振り込みをお願いいたします。お振込み確認後のお申込み確定となります。
基本的にキャンセルの場合レッスン料金の返金はいたしかねますので、参加できることをよくご確認の上お申し込みください。万が一キャンセルの場合は、半年以内に同額のプライベートレッスンに振替可能です。
諸事情により開催が困難と判断した場合、または1月10日までに最少催行人数に満たない場合は全額返金いたします。その場合、既に手配済の交通費等の負担はいたしませんのでご注意ください。
お申込みはemail またはコンタクトフォームより下記をご連絡ください。
お名前
ご住所
お電話番号
お振込み予定日(お申込み日から一週間以内)
コンタクトフォーム
info@yukiyoshikawa.com
実は私とYuriさんが働いていたこの花屋「Flower」ですが、最近お店を閉めたようです。
たぶん、色んな事情があったんだろうなぁと察します。パリのトップフローリストがお店を閉めるケースって今までもたまにありましたので。
色んな思い出話にも花を咲かせながら、皆さんと一緒に楽しくもあり刺激的な二日間を過ごすのを楽しみにしています!
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