【一次試験結果】中小企業診断士試験500時間合格挑戦記⑫

中小企業診断士試験関連のブログ更新はお久ぶりです。2ヶ月くらい間が空いてしまいましたね。
8月5日、6日に中小企業診断士の一次試験がありました。

が、実はその直前の7月が色々ありまして。。
普通の人はラストスパートの追い込みに掛かるところなんでしょうが、なんと2回も小旅行に行っていました(爆) 勉強は?!みんな頑張ってる中のんきに旅行しているなんて人に言えない。。

更にですね、仕事の激務で免疫が落ちてたのが祟ったのか、ついにコロナに掛かりました(´;ω;`)
「知らないうちに無症状感染して免疫ついて無いかなー」とか安直なことを思ってましたが、ありがたいことに今までコロナに感染せずにここまで来ていたようです。見事に39度の熱が出て、自分でも「あっ、これはコロナだ」とわかるような状態でした。病院で検査して陽性。

これが試験の約1週間前。コロナが5類になって外出制限などは無いものの、やはりマナー的に人との接触は控えるわけで。ただ、試験はもう目の前。

病院で先生に恐る恐る聞きました。
「先生、私はマナー的にいつから普通に外出していいのでしょうか…?」
その結果が、きちんと熱が下がったら8月5日から外出していいとのことでした。そう、試験1日目。

そこからは、試験勉強どうこうではなく、コロナとの闘いでした。とにかくこの39度の熱を一刻も早く下げない限り、私は試験の土俵にすら上がれない。試験を受けれるかもわからない状態で勉強する気も起きず、一切勉強をせずにひたすら薬を飲んで静養して何度も何度も体温を測る日々でした。

そして何とか熱は下がり、試験当日を迎えるわけですが、一週間近くほぼ寝たきりで過ごした私のこの病み上がりの体力で、二日間に渡る試験を乗り越えられるのか?そんな集中力が続くのか?これまた不安でした。

更に私の心配が、その翌週には大きなウェディングの仕事が控えていて、「絶対」に穴を空けれないのです。しかも、それが真夏の屋外で朝から夜までぶっ通しで仕事をしなければいけない超過酷な現場で。試験で体に無理をさせてもし体調が悪化したら、私はそのウェディングの仕事をこなせるのか不安でした。大きな仕事に穴を空けることになるくらいなら、試験も年に1回しかないけどそっちを見送るべきなのか、とか色々頭の中をグルグルしました。

まぁ、もう色んなことが病み上がりの頭の中でグルグルしながら試験に行ってきたわけです。
二日間の試験を終えて、感触は非常に悪いものでした。

過去問を解いていても一度も合格点を割ることは無かったのですが、明らかに「あっ、これはダメだったな」という手ごたえでした。何がダメって、もう計算問題が出来ないんですよ。頭が思考停止している感覚。中小企業診断士試験って7科目あるんですが、大体の科目は覚えた知識で回答出来ます。ただ、科目によっては計算問題がメインの科目(財務・会計)もあるんですね。しかも電卓使えない。

その財務会計の科目の1問目が、問を見て明らかに答えを導く計算式はわかる比較的簡単な問題だったにも関わらず、何度計算してもその答えが選択肢に無いんですよ。もうここで絶望しましたね。「あぁ、もう今日の私はダメだ」って。もともと暗算や筆算など手計算がとにかく苦手な私でしたが、もう脳が計算に関して拒否反応を示している状態でした。「一週間ずっと寝たきりだったのに、いきなりフル回転させようとしたって無理だよ」って言っているような。

その瞬間、もう計算問題は捨てました。今日の私には解けないって。真面目に解くと手計算が苦手な私は限りなく時間が足りないのですが、計算問題を捨ててしまったので時間が余ってしまいました。笑 計算問題で何点分配点があるんだろ?30点くらい?もちろん他の問題も簡単なわけではないので、この瞬間に中小企業診断士試験一次試験敗退を覚悟しました。一科目でも40点以下だと足切りなんでね。もう計算問題丸々捨ててたら限りなく足切りに近いわけですよ。

元々、短時間の勉強ででギリギリの合格点(全科目平均60点)を取る方針だったので、そんな大きなビハインドを一科目でしてしまうと、もう他の科目でカバーできないんですよ。ってか、ほんとに足切り覚悟でした。

それが7科目中2科目目の試験でした。もうやるしかない、他の科目で何とかそのビハインドを取り返すしかないんですが、他の科目もかなり難化しているものがあり。ビハインドを取り返すどころじゃなく、更なるビハインドを積み重ねていく私。。

で、7科目終わったときは、文字通り「終わったなー」と思ってました。
試験会場の外で予備校が自主的に発行する回答速報配ってたので貰ったのですが、答え合わせしたところで暗い未来しか待ってる気がしなかったのでその日は自己採点はしませんでした。

次の日はもう早朝(ってか夜中)からウェディングの仕入れ。仕入れが終わったらもうベットでバタンキューの状態でした。数日体に無理をさせてたので。更に翌日、試験機関公式の解答が発表されました。
中小企業診断士試験は二次試験が10月末にあるのですが一次試験の合格発表が9月5日でそれを待っていると二次試験の勉強が間に合わないので、基本的にみんな公式の解答で自己採点をします。
ただ、どうせ落ちてるであろう試験の自己採点なんてやっても楽しくないし体調も優れないのでやる気力も起きなかったのですが、ずーっとそうやって試験問題を寝かせておいてもしょうがないので重すぎる腰を上げて自己採点しました。

これが、何かスクラッチの宝くじをやってるような気分でした。笑
足切りの可能性が非常に高い財務会計の科目を一番最初に採点してしまうと、もうそこでゲームオーバーの確率が高いので、少しでも希望を残すために他の科目から採点を始めることに。

自己採点をしているとどの科目も結構しっぶい点数。苦手科目のビハインドをカバーしなければいけない得意科目も「80点くらい取れてないと、たぶんカバーしきれないなぁ」と思ってたら70点も取れてない。思ったより他教科でビハインドをカバーするための得点の積み増しが出来ませんでした。

そして運命の爆死した財務会計の科目の採点。ここで運命が決まってしまう。さすがにめっちゃドキドキしました。一問一問一喜一憂しながら採点すると、なんと56点。足切りかと思った科目でまさかの56点も取れてました。計算問題まるっと30点分くらい捨ててるのに。何なら真面目に解いた他の科目で難易度が上がったものは54点くらいのもあったくらいです。適当に解いたのにそれよりもいい点数。

ちょっと笑ってしまいました。私真面目に解いてないのに?笑 マークシート塗りぬりしただけなのに?? いや、これはまさかのまさかで合格してんのか?と思って全科目の合計点を計算したところ、ギリギリ合格点プラス10点で合格してました!合格点が420点。私の点数が430点。ちなみに全科目満点は700点です。どんだけギリギリなんだか。マークシート塗りぬりが良くなかったら完全に落ちてますね。

ただ、結果としては当初の予定通り、短時間でギリギリ合格を一次試験は成し遂げることが出来ました!謙遜して「私は運がよかったから」とも言えますが、当たり前ですが実力が無いと受からない試験です。一応、合格できた要因を補足しておきます。

一次試験は解答選択式の問題なのですが、ここにはある程度上級者の解答テクニックがあります。たぶん、他の同様の難易度の国家試験を受かっている人ならきっとそれが何となくわかっているかと思います。「断定する語尾の選択肢は間違い」とか。中小企業診断士試験は範囲が物凄く広いので、初見の知らない単語に惑わされない/引っ張られないってのも大事だったり。私は選択肢を絞り切れない問題は、過去の国家試験での選択肢絞り込みテクニックなどを総動員して解答してました。後は、きっとこれが正解かな?と判断する嗅覚。

結果として、一次試験は400時間くらいの勉強時間で合格することが出来ました。ちなみに、一般的には一次試験合格には800時間くらい必要と言われています。色々と短時間合格者のブログや経歴を読みましたが、やっぱり短時間合格者はかなりアドバンテージがあるんですよね。IT、金融、コンサル系など、7科目の中で何かしら得意科目がある人がほとんどです。

私も社会人経験で多少のアドバンテージはありましたが、私にあったのは簿記3級、知的財産技能検定3級、経営・マーケティングの初歩的な一部の知識、体系化されてない生産管理の知識など。もちろん無いよりはマシなんですが、実際にきちんとアドバンテージになったなと感じられたのは知的財産技能検定3級くらいでしょうか。これのお陰で法務の科目は得意でした。他の知識・経験はそれがあるからといって得意科目になるほどのアドバンテージにはなりませんでした。簿記3級は、それくらいわかって当たり前というレベル感なので、あっても合格できるわけでは到底ありません。簿記2級持ってる人でも財務会計の科目落ちてるくらいだし。

元々、中小企業診断士の試験を受けようと思う人は、そう思うに至るような経験を既に積み重ねているのだと思います。ゼロからなんて人はほとんどいない。それでもみんな800時間くらい勉強している中、私が400時間で合格できたのはなかなか頑張ったと思います。私は決して天才なわけでも無いし。

ただ、興味を持って勉強したので吸収は早かったのだろうと思います。興味のあることの取得スピードは速い自信があります。勉強して、本当に視野が広がったし。経済系のニュースとか今までは全く興味が無かったけど、経済学も勉強してたら最初はちんぷんかんぷんだったけど途中から面白いなーって思えたし。興味を持って、自ら能動的に勉強出来たのが短時間合格の一番の秘訣だったと思います。それが勉強効率をかなり上げてたのは間違いない。

ちなみに、過去問は普通の人は通常最低でも5年分解きますが、私は4年分しか解きませんでした。第一に時間が無かった。そして4年分解いてとりあえず全部合格点が取れていたのでもういいかと思いました。苦手な財務会計のみ5年分解きました。

ちなみにこちらが私が勉強をした7か月間の勉強量です。二次試験の勉強時間も入っているのでおそらく一次試験の勉強時間は400時間くらいだと思います。一日平均2時間の勉強時間でした。

 

一次試験合格が決まり、自己採点で合格の人はすぐに二次試験に切り替えて勉強をスタートしているのですが、私は仕事が忙しかったこともあり久しぶりに試験後2週間くらいは勉強から離れていました。
二次試験は論述なのですが、これがまた曲者でしてねぇ。さすがにボチボチ二次試験の勉強を始めましたので、またどこかで二次試験勉強の経過をアップ出来たらと思います。一次試験以上の難関の二次試験を果たして私は一発で合格出来るのか?!

頑張ります!

 

 

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