【2020年6月】
マスタークラスレポ1日目・センターピース

また一年以上前の話で大変恐縮ですが、2020年の6月に開催したマスタークラスのレポです!
こちらのマスタークラス(二日間の集中レッスン)はもともと2020年4月に予定していました。「スプリングマスタークラス」として告知したんですよね。告知した時点ではまだそれほどコロナの深刻度が高くなかったのですがみるみるうちにコロナが全世界に広がり、4月に予定していたマスタークラスも延期をせざるを得なくなりました。私のマスタークラスは通常海外から参加される方も結構多いのですが、もちろん日本に来日することができなくなりキャンセルに。

そして4月から二度の延期を経て、定員をさらに減らし、緊急事態宣言がちょうど終わった6月に何とか開催に漕ぎつけることができました。

それでは早速一日目のレポから初めていきます!

4月から6月に時期がずれたので、花の種類もだいぶ移り変わりました。もう初夏の花材ですね。ちょうどスモークツリーの時期になりました。

二日間のクラスはセンターピースのレッスンからスタート。全ての私のレッスンは使い捨てプラスチックゴミになってしまうフローラルフォーム(オアシス)を使わずにサステナブルな方法で保水して作成していきます。

私がデモで作成したものがこちら。6月なので芍薬も旬でしたね!

センターピースは自分だけの小さな庭を造るイメージで作成します。私は「アレンジ」を作成するというより、どちらかというと「寄せ植え」をイメージして一本一本植えこんでいく感覚に近いです。

色んな花が絡み合い、重なり合い咲いているイメージです。

私のデモの後は早速生徒さんたちがそれぞれのセンターピースを作っていきます!マスタークラスでは用意された花材の中から自分で好きな花材を選んで自分だけのアレンジを作成します。

 

それでは生徒さんの作品をご紹介していきます!

まずこちらから。テクスチャや動きの面白さを活かしたセンターピース。アリウムの曲線がいい味出してますね!

 

 

色合わせもユニーク。白ベースにベニスモモの深い赤が全体を締めつつ、パープルの色が冴え、ちょこんと隠れたジニアの赤がアクセントでステキ。

自分が普段やらない色合わせや花材合わせは見ていて興味深いですね!

続いてはこちら。こちらは色味を抑えたトーンで統一してますね。

 

花で大事なのが季節感。今では一年中市場に出回る花材も多くなりましたが、やはりそれでもその旬の時期にしか出回らない花材はあります。そういう花材を大切にしていきたいですね。

実物なんかは特にその季節にしか無いものなので、季節感を出すため、異なるテクスチャーを入れるためにも私は多用します。

 

お次はこちら。淡いライラックカラーのセンターピース。

 

ライラックカラーって好きなんですが、どうしてもそんなにこの色の生花が少ないのが難しいところです。季節によっては全然市場に無いし。

このアスターのマッシュラベンダーなんかはいい感じの色で好きですね!アスターのマッシュシリーズの色はどれも絶妙に好みで重宝します。

 

ライラック色のベロニカもとってもいい色。

 

お次はこちら。ピンク・ベージュ系でまとめたセンターピース。

 

この生徒さんはここから何度も私のプライベートレッスンを受けて、ほんとに熱心に家でも練習してとっても上手くなりましたねー!

 

そのうちまたこの方のプライベートレッスンのレポが上がると思います。そのうち。。

 

続いてこちら。コントラストのあるピンク系。段菊やクレマチスがいい感じのラインと動き、軽やかさを出しています。

 

 

 

 

そして最後がこちら。お庭っぽく生えている感じが良く出てますね!

やっぱりこのライラック色のベロニカがいい動きを出してますねー!色もいいし、動きもいい。

 

 

枝物はブルーベリーですね!季節感大事。

 

とりあえず今日はここまでで!
ウェディングブーケのレポは次回です!

 

 

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