YUKI YOSHIKAWA

YUKI
YOSHIKAWA

【Day1】Miluna studio
コラボワークショップレポ

4月に開催した香港のウェディングシーンを牽引するフローリスト Miluna studioとの二日間のコラボワークショップのレポを上げて行きます!Miluna studioのJayneeとのコラボは去年の秋に続いて二回目です!日本人より外国人の方の参加者が多い非常にインターナショナルなワークショップとなりました。海外は、台湾、香港、中国、フランスと、皆さんはるばる来日してご参加いただきました!

ワークショップ用に仕入れたたくさんのお花たち。一応予算はあるのですが、実際に市場にJayneeと仕入れに行くと、これもキレイだから買おう!あれもキレイだから買おう!となってしまい予算オーバーになります。

海外の生徒さんが参加するレッスンでは日本特有の美しい花も意識して揃えるようにしています。例えばこの春のワークショップでは、ラナンキュラスのラックス、シャルロット、茎の長いパンジーなど。これらの花は海外では手に入りづらかったり、手に入っても日本からの輸入なので非常に高価なのです。

一日目はJayneeがハンギングデコレーションを、私がセンターピースをそれぞれ教えました。まずはJayneeが担当したハンギングデコレーションの様子から。参加者皆で協力しながらJayneeの指導の元、空中に浮かぶインスタレーションを作成していきます。英語がわからない人でもご参加いただけるように、私が都度通訳しました。

完成形がこちら。宙に浮かぶ大きなハンギングデコレーションです。ウェディングシーンや各種撮影のバックグラウンドなどに使用されます。

 

Jayneeと私はもちろん多少のスタイルの違いはありますが、大まかな方向性として花のラインを活かしたり、奥行・立体感、花のレイヤー・重なりを大事にするなど、大切にしているポイントが共通しているので非常に相性のいいフローリストです。このような大掛かりな装花でも上記のようなポイントを気を付けながらデザインしていきます。

そしてきちんと細部まで美しく。動きが出るような花材は非常に重要です。個々の持つライン・動きが殺されずにきちんと活かされるように。

続いて私がセンターピース(テーブルアレンジメント)のデモを行いました。使用後ゴミになるフローラルフォームを使用せずに作成する手法で。色の組み合わせ方、色と色のつなぎ方、花材の選び方・組み合わせ方などを説明しながら。そこが一つの小さな庭になるように、花の一本一本が活きるように挿していきます。

スタイリングはJayneeです!Jayneeは本当にスタイリングがうまい。ただ物を置くのではなく、その配置、立体感、空間の使い方、バランスなど、フローラルデザインと同じようにスタイリングも細部まで拘ります。一応来年にまた企画しているJayneeとのコラボワークショップではスタイリングの内容も盛り込む予定。これはかなり濃密な拘りが詰まったレッスンになる予感。

それでは生徒さんのセンターピースをご紹介。皆さん好きな花を選んでアレンジしているので、一つ一つ異なるアレンジに仕上がってます。
こちらはパープルのアレンジ。茎の繊細な花材で動きを出して。

こちらは赤が効いているアレンジ。海外の生徒さんですね。日本の方はこのラナンキュラスのハデスのような赤はなかなか使いづらかったり苦手意識があるのではないかと思います。

ただ、私の中で最近赤がマイブームなこともありますが、赤はうまく使うとすごくセンスよくなります!ちょっと色が強かったり、赤バラのイメージで古臭く感じる人もいると思いますが、すごくスタイリッシュにモダンにも使えます。活かし方次第ですね。

こちらは優しい色合いのアレンジ。私のスタイルは特に花と花の重なり、奥行感を大事にしているのですが、そこは多くのフローリストがあまり意識していないポイントであるので最初はそこをうまく取得するのが難しかったりします。

ラウンドやトライアンギュラーといったように、全体の形が決まっているわけではなく自然のラインを活かして形作っていくので、慣れていない人にはもちろん難しいです。生け花のように角度や向きが決まっているわけでもない。私が同じように全員に教えても、何となく出来上がってくる形はその人が普段作成しているアレンジが垣間見えたりします。もちろんそこで都度アドバイスをしたりしますが。

やはり学ぶ意識の高い人は、私が口で説明することだけでなく、説明されていないことも自分の視覚で学ぼうとします。以前より時々話していますが、上達の早い人はやはり「観察」する力が長けています。今の自分と私のデザインで何が違うのか。実際に自分が作成したものと私のデモのものとを比較してみて何が違うのか(花材はもちろん違うので同じになる必要はないのですが、全体的なバランス等です)、そういう点を自分自身で違いがわかる人は上手いし上達が早いです。

センターピースは奥が深いです。オアシスを使っていないのでそこにスポットが当たることが多いですが、そこよりも私のデザインとしてのベースがセンターピースには詰まっています。ブーケも大きな装花も、すべてはセンターピースのデザインをベースに派生しています。本当はセンターピースのレッスンで一日費やしたいくらい、説明することは山ほどあります。そのくらい、一般的なフラワーデザインと比べて注意するポイントが異なるのです。

教えながら撮影もしていてバタバタしていたので、残念ながら全員の作品は撮れていません。二日目はフラワーアーチとウェディングブーケです!次回に続きます。

 

 


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