プライベートレッスンコレクション vol.12
引き続き遡ること2020年の夏のプライベートレッスンのレポです。
この回は今勢いのあるウェディング会社の装花担当の方が二人でいらっしゃいました。会社として社会貢献活動のようなものも一つの軸として取り組んでいらっしゃるので、フローラルフォームを使わない「ノーフローラルフォーム」の取り組みもそれに活かせるのではないかと学びにいらっしゃいました。
まずは私のデモセンターピースがこちら。
確か前回のレポでもお伝えした、私のお気に入りのジニア「シンデレラ」がここでも登場。ピンクのコロンコロンはトウゴマ。こちらも市場での出回り期間は限られてますが好きな花材の1つ。やっぱり質感や形状が独特な花材は好きですね!ただトウゴマは種子に毒性があるので使用用途によっては要注意です。
センターピースの裏側はこんな感じ。流しテーブルに置くことを想定して二方正面で作成しています。
このときは光の加減がとてもよく理想的な感じに写真が撮れました!私のアトリエは季節や時間帯によっても光の入り方が全然違うので、なかなか常に理想的な写真を撮るのは難しく。美しく写真を撮るために「光」ってとても大事な要素なんです。
ちなみに私は花の研究をし続けるのはもちろんですが、どうやったらもっと自分が理想とする写真が撮れるかの勉強もずーっとしてきています。花も写真も両方大事なのだけど、もちろんそりゃあ花屋なので花の方が大事なわけで、ある程度写真は犠牲になってしまう。写真を一番に考えるのならその花を撮る時間帯、セッティング等もっと気を付けなければいけない点はわんさかあるのだけれど、そこまでは日々配慮し切れないわけで。写真に関してベストを尽くせていないもどかしさは常について回ります。
さて、それでは生徒さんのアレンジがこちら。
右にスッと入っているグリーンミストがいい味出してますね!このラインがきれい。
もう一人の方のアレンジがこちら。お二人とも赤葉千日紅がいい感じに効いてますね!
グリーンと一言で言っても色んなグリーンがあります。イエローグリーンだったり、濃いグリーン、シルバーグリーン。どのような色味のグリーンを合わせるかまできちんと注意を払って選ぶことが大切です。そしてうまく使うとグッと洗練されて見えるのがこのような赤みや黒葉の葉物。全体を締める役割を果たしつつ、陰影を付けてくれます。
なかなか赤葉や黒葉のグリーンを普段選ばない人は一歩踏み出して一度花合わせに取り入れてみるといいですよ!使いこなせる色幅が広がると、自分の表現できるものの幅も広がります。自分の持っている色鉛筆が12色セットなのか36色セットなのかで描ける絵が違ってきますよね。
ただ、赤葉や黒葉は水が下がりやすいものが多いのでそこは要注意です。
個人的にはこの左側に飛び出てる赤のアマランサスがポイントになっていて好き。
続いて私のデモブーケがこちら。8月の終わりはもう市場では秋花材が増えているので、一足早い秋色のブーケにしました。
濃淡をつけるのに赤葉千日紅を使ってますね!名前忘れちゃったけどネイティブ系のドライ花材を組み合わせて秋っぽいカサっとした質感を足しつつ、チョコレートコスモスで軽さや動きを出しています。今久々に見返してみるとなかなかいい感じの色合わせ・花合わせですね!
そして生徒さんのブーケがこちら。夏から秋への移り変わりを感じるブーケですね!右に伸びる黒ホオズキがいい感じ。
もう一方のブーケがこちら。
そういえば、私のレッスンで一本一本を丁寧にいけていくところを見て、「だからユキさんのアレンジは一本一本の細部まで美しいんですね!」って言ってくれてたような気がします。わかる人にはわかる「一本一本の美しさ」。何となくそれっぽいだけなのか、ちゃんと細部まで気を配っていけているのか。
私はやっぱり一本一本を大切にいけていってあげたいなぁと思うのです。
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