3回目のやぎバラ育種農園さん訪問
度々訪問しております、静岡のやぎバラ育種農園さん。以前の訪問の様子は過去にブログにアップしていますので、今回はサラっとアップしていきます(2019年の訪問です)。
過去の訪問の様子はこちらから↓
やぎさんはバラの育種も熱心に取り組んでいらっしゃいますので、育種中の色んなバラを見れるのが訪問する楽しみの一つ。
これがその年新しく発表したパブロヴァーズ。訪問した時点ではまだ名前が付いて無かった気がする。
市場に並んでいるやつと雰囲気がちょっと違いますが、これはより咲き進んだ状態。同じ品種のバラでも一本一本の個性もありますしね。
市場で仕入れたパブロヴァーズはこんな感じ。やぎさんの育てる代表品種の1つ、ヴァーズの枝変わり(突然変異)です。
やぎさんのバラはやっぱり一本の存在感がすごい!
他にも色々と育種中のバラを見ましたが、このバラかなり好み。
バラを見る時、どこを重要視するかというとやはり色と咲き方が私にとっては大きいでしょうか。なかなかこんなオレンジベージュっぽい色でこういう咲き方のバラ市場で見ないですよね?
すごい好きな感じ。
やぎさんが良さげなバラとどんどんポキポキ摘んでくださるので、それを抱える私の手は毎回美しいバラで溢れかえります。笑
いやぁ、贅沢!どれもこれも美しい。
ある時、やぎさんが「バラの新芽の赤い色が美しいと思うんですよね」ってことをふとおっしゃいました。
私はそれまでバラの新芽の赤い色が美しいって思いが無かったんですよね。美しいと思わないってことじゃなくて、気づかなかった。そもそも、市場では新芽がついたバラは並んでないし。
言われて初めてハッとしました。花だけでなく、そうやって色んな側面の美しさを見出せるやぎさんの感性が素晴らしい。
花の育っていく姿、逆に咲き切って散っていく姿も美しいと思う私にとって、そうやって育っている過程の赤い新芽の美しさはとても新鮮に映りました。その後、自分でも育てているバラの新芽の赤を見るたびにやぎさんの言葉を思い出します。
私のフラワーデザインはどうやって形作られているかというと、私自身の感性や人間性・考え方がかなり大きく反映されていると感じます。たぶん、一般的なフローリストより、その部分は強いのではないかと。
私は特に「多様性」を尊重しています。個々の違いを尊重する。違いを認める。そしてその違いをできる限り否定的ではなく肯定的に捉える。
だからそうやって赤い新芽を見たときに、「そんな捉え方もあるのか!」とそれまで自分に無かった着眼点や感性をどんどん受け入れていく。花だけに限らないですけどね。
例えば花を見たときに、花の美しさだけに着目するのではなく、葉の美しさ、茎の色やライン、他にも色んな側面の魅力があります。できるだけ様々な魅力に気づいてそれを活かしてアレンジしてあげると豊かな表現になるのではないかと思います。
最後にやぎばら園さんの前のフォトスポットでやぎさんと記念撮影。この片足上げるのがやぎポーズです!体の柔軟性も体幹も皆無の私にはこのポーズで止まることは少々つらい。笑
やぎさんのところから持ち帰ったたくさんのバラの頭たち。
このまま捨てるなんてできないのでいただいたバラを使ってスタイリング。
やぎさんいつもありがとうございます!
市場や花屋の店頭でならんでいる「やぎ〇〇」ってバラもやぎさんのバラですよ!やぎグリーンとかね。
またいつか訪問できるのを楽しみにしてます!
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