2022年の振り返りと2023年の抱負
ここ数年はずーっと振り返りと抱負を書いていませんでしたが、今年は久しぶりに。
と言うのも、コロナになって以来ずーーっと私は満足に仕事が出来ない停滞の状態が続いていて、特に振り返ることも抱負もあまりありませんでした。
私は花でもウェディングの花がメインですし、仕事もコロナ以前は国際的な仕事の比重が大きかった(それをもっと増やしたかった)のでめちゃくちゃコロナのあおりを受けた人間の一人でした。
今年一年を振り返ってみると、正直何をしていたのかなぁという思いがあります。もちろん仕事してるんですよ?一件一件のお仕事は全部誠心誠意全力で取り組んでいますし。
ただ、振り返ると「これを成し遂げた!」という特別なことはなく一年が過ぎ去ってしまったという印象です。
あと、こちらもずーっと思っていたことですが、このままの仕事の負荷では私は近い将来に潰れてしまうという確信を今年得ました。もうひたすら根性論、気合でよりウェディングで提供するフラワーデザインのクオリティを上げるためや無理な顧客の要望に応えるために、更に自分への負荷が増えています。
どうでもいい話ですが、私、根性だけはあるんです。決して運動神経がいい訳ではないのに中一のときの持久走のタイムが学年で6位で、駅伝のメンバーとして陸上部に交じって練習させられてました。私、吹奏楽部ですよ…?ただ根性で走ってるだけなんですよ。
だから、今でも人一倍無理をしてしまうのです。まだ頑張れるって無理をして無理をして無理をして、そして体が壊れてしまう。昔に一度無理のせいで体を壊して大変なことになったので、同じことを繰り返したくない。
だから、すこーし仕事をセーブするということを、この12月から始めました。去年まで受けていたクリスマスリースのご注文を今年は受けるのを止めました。年末に正月花のレッスンをしようかと思いましたが、それも止めました。
そしてこれまたずっと考えていることなのですが、新しいスタッフの追加の必要性。私への負荷を減らすためにもうちょっと仕事を分担するべきだということはわかっている。
今もアシスタントはいるけれど、どういう人を追加で雇うと現状の私の負荷が減るのかいまいちクリアに見えてこない。私の二の腕となって何でも作成できる人も適した人がいるなら育てたい。仕入れも私の代わりに行けるなら時々行って欲しいし。
雑務も多すぎるので、スケジューリングや段取りなどが得意でマルチタスクができる人も欲しい。私が壊滅的にその辺の能力が欠如してるから。
色々と思うところはあるのだけれど、なかなかスタッフの追加には踏み切れない。結局は人を育てる過程や抱えるものが大きくなることで私への負荷も増え、私の体が結果的に壊れることに繋がりかねない。
何が正解かなんて無いのだけれど、私が仕事をする上で絶対死守しなければいけないことが、この脆い体を守ること。仕事の負荷を下げるためにスタッフを追加する方向もあれば、負荷を減らすために更に仕事をセーブするという方向もある。
元々体を守るのが第一なので、私は自分の事業を大きくすることはあまり考えていない。とは言え、年々仕事の増加と、出来るだけ顧客の要望には応えてあげたいという思いで増加していく負荷。
ひたすらそのジレンマ。難しい。
そんな思いを抱えつつ、2023年。何をするかというとFP3級と中小企業診断士の試験を受けます!さっそく花と全然関係なくてすみません。。
2022年に簿記3級を取ったのですが、久しぶりにする頭を使った勉強、知識が増えて行く快感、試験会場のよい緊張感がとても楽しかったのです。普段本当に花のことばっかりしかしていないので、久しぶりに脳の違う部分を使った気がしました。
そこで2023年もまた何か勉強して資格試験を受けたいなと思って、色々と検討した結果FP(ファイナンシャルプランナー)3級と中小企業診断士を受けます!
FP3級は、正直取るのは簡単そう。合格率80%くらいあるし、2週間くらい勉強したらおそらく誰でも取れるレベル。
問題は中小企業診断士ですね。あまり馴染みのない人も多いかもしれませんが、企業コンサルに関わるような資格試験で、難関国家試験の1つです。一次試験、二次試験とあるのですが、ストレートでの合格率は数パーセント。必要勉強時間は1000時間と言われています。
そんな難関試験の勉強をする時間があるのか??と思って受けるか考えていたのですが、何となく来年の上半期は思ったよりはスケジュールに余裕がありそうなのでチャレンジしてみることにしました!
一次試験は7科目。二次試験は論述と面接。科目数が多いので、公認会計士などのように科目ごとの合格判定があり、各科目の合格は3年繰越せます。複数年掛けて一次試験と二次試験の合格を目指して頑張るという試験なのです。
とりあえず私はそのストレート合格数パーセントを目指して頑張ろうと思います!スクールに通う人も多いと思うけど、基本独学で勉強する方向です。万が一ダメだったらその次の年の試験まで頑張るしかないけど。
中小企業診断士のフローリストなんて、珍しくてかっこよくない?笑
私、知り合いに4か国語を話す国際看護師がいるんですね。日本語、英語、スペイン語、ロシア語を話してロシアで仕事してるんですよ。私が彼に会ったのは彼が大体30歳すぎくらいだったときかな?自分に歳が近い人で、こんなに唯一無二の人がいるんだって衝撃を受けたのを覚えています。何か国際的な医療の会合とか出たりして、かっこいいなーって思ったのを覚えています。
私も唯一無二のフローリストになりたい。別に中小企業診断士に合格したところで、それを本業にするつもりはないけれど、プライベートレッスンとかマスタークラスとかで生徒さんからビジネスの質問や相談なども受けるから、それにより専門的な知識でアドバイスを出来たらよくない?^^
とか、よくわからないけど、新しいことにチャレンジしようとすることはとってもウキウキワクワクするのです。貪欲な成長欲、そして変化が好きなので、何もしないで過ぎ去ってしまった2022年より、明らかに何かしら大きなことにチャレンジできる方がワクワクするのです。もし来年中小企業診断士に合格したら絶対年末の振り返りで「今年は中小企業診断士に合格しました!」って胸を張って言えるでしょ?
みんな応援してね!万が一ストレートで合格したらめっちゃ褒めてね。笑
後は、まだフワッとですが、かなり情報収集を始めてはいるのですが、今後3~5年くらいの間でオランダに移住しようかと思っています。はい、いきなり爆弾発言ですね。仕事の関係者とか、友達とかにもまだほとんど言ってないですからね。汗
なぜオランダなのか?ってはとりあえず置いておいて、海外移住はずっと考えていました。元々フランスから帰国した後も、次はアメリカに移住しようと思ってたんですよね。アメリカ移住の準備を始める前にありがたいことに日本での仕事がどんどん増えて行ったのでそのまま現在日本にいるという状況です。
海外移住を考える理由はいくつかあるのですが、単純に私は海外の方が生きやすいというのが一つあります。日本のいいところ、悪いところ、両方あると思いますが、私は海外の多様な価値観を受け入れる風土、思ったことをストレートに口に出す、自分の意見をきちんと主張する、仮に意見がぶつかったとしてもそれをぐちぐち引きずらずカラッとしているところが性に合うのです。もちろん地域差、個人差はありますけどね。
そもそも私は日本への帰属意識があまり高くないのです。どちらかというと、地球の中の日本というところに住んでいるという感じで、日本が合わないのなら他に引っ越せばいいやという感覚。
日本でも地方の人が上京したりとかしますよね?それと同じ感じで私も海外に移住するというだけの話です。別にそんなに大それたことではない。
先日真面目に今まで何か国に行ったことがあるのか数えてみたのですが、40か国でした。かなり多い方だと思います。私にとって、飛行機に乗ってどこかの国に行くということのハードルがかなり低いのです。仲のいい友達も海外に住んでいる人が多く、友達に会いにオーストラリアに行く、友達に会いにシンガポールに行く、タイに行くとか、そんなことをしているとあまりどこに住んでようが関係ないなぁって思ったのです。別に会いたいと思ったら会いに行けばいいだけの話だし。私がどこに住んでようがあまり関係ない。
あとは仕事関係だと、たぶん私の体が現役でウェディングの仕事が出来るのはあと持って5年くらいだと思います。はっきり言いますが、ウェディングの仕事は花業界の中でも断トツでハードです。
私がまだ花屋になる前、趣味でレッスンに通っているだけだったとき。とあるフローリストが言ったのは、「ウェディングはみんな激務で体を壊して数年で辞めていくので、レッスンとかをするフローリストがいいんじゃないんですか?」ってこと。その時はまだ将来的に花屋になるとは思ってなかったので、「ふーん、そうなんだぁ」程度に聞いていました。
じゃあ何で私がウェディングメインのフローリストになったかと言うと、私のフラワーデザインの親和性が一番ウェディングが高かったからなんですよね。今まで私は営業ということをしたことがありませんが、まだ花屋として方向性も何も定めていない初期からウェディングの仕事が多く、どんどんそれが増えて行って今に至るという形です。
ウェディングのフローリストになってみて思いますが、本当に激務です。嘘偽りなく激務です。体を壊すのもわかります。本当に体力・根性がないと出来ません。だから今頑張っているけど、たぶんあと持って5年くらい。
次に、日本のウェディング業界は意味不明な業界特有の慣習とか縛りが多すぎてうんざりするということ。たぶんそれは私が現役でやっているうちは変わらない。それなら違う国に行けばいいじゃないかという発送。至極単純。
日本のウェディング業界は会場が力を持ちすぎていて、全然新郎新婦さんのためになってないんですよね。意味不明なバックマージンや制限が足かせになって、ずーっと日本のウェディング業界は発展しないまま。未だにあんなに時代遅れなフラワーデザインが一般的なことに驚愕します。
海外はもっと柔軟です。日本のガラパゴスである悪い面が集約されているのがウェディング業界だと思います。だから、私の性格的にも合わないし、思ったように仕事が出来ないことが多すぎる。
だったら他の国に行けばいいじゃん、ということです。元々私のフラワーデザインは日本より海外での評価の方が高いので。
海外移住してからもまだ頑張って現役のウェディングのフローリストを続けるのか、一歩引いてフローリストの指導に回る形にするのか、それは私の体次第なので何とも言えませんが、仕事をするなら世界をターゲットに入れるということは確かです。今もそうだけど。
後は、FIREして2~3年ずついろんな国に住んでみたいってのもあるんですよね。結構色んな国を旅行してみて思ったのですが、やはり旅行では観光名所は行けてもその国を深くは知れない。もっと色んな文化、価値観に触れるためには住むのが一番。まぁこれを達成するにはお金の問題が大きいのでどっちかというと夢ですけどね。
そんなこんなで、2023年はとりあえずオランダに少し長めに行って、より街の様子を観察して来ようと思います!仕事をするのに、住むのにどの都市がいいのかとかね。1か月くらい行けたらいいなぁ。
だいぶ長くなりましたが、今の私の心境や野望はそんな感じです!
コロナも落ち着いたので、久しぶりに2023年は動き出す年になりそうです。ここ数年ずっと冬眠状態でしたからね。
そして、こんな自由奔放な癖の強い私を陰ながら応援してくださっている皆さま、ありがとうございます。なぜ私がこんな大変な生き方をしているかというと、私は自分の人生を一つの物語にしたいのです。平坦な道のりでは物語にならないですよね?山谷が多い方が物語になる。
花に関する本を出すことは興味ないですが、伝記というかエッセイみたいなものはいつか出せるなら出したいのです。だから、人生の分岐点があると、選んだ先に困難な道がある方を選びがち。面白そうな方を選びがち。予測できる予定調和の人生は面白くない。安定志向と真逆の人間です。
これからもひたすら我が道を進み続ける私ですが、暖かーく見守り、応援していただけると嬉しいです!
それでは皆様今年もよろしくお願いいたします!
Yuki
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