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コラボワークショップレポ
2019/10/27
4月に開催した香港のウェディングシーンを牽引するフローリスト Miluna studioとの二日間のコラボワークショップのレポを上げて行きます!Miluna studioのJayneeとのコラボは去年の秋に続いて二回目です!日本人より外国人の方の参加者が多い非常にインターナショナルなワークショップとなりました。海外は、台湾、香港、中国、フランスと、皆さんはるばる来日してご参加いただきました!
ワークショップ用に仕入れたたくさんのお花たち。一応予算はあるのですが、実際に市場にJayneeと仕入れに行くと、これもキレイだから買おう!あれもキレイだから買おう!となってしまい予算オーバーになります。
海外の生徒さんが参加するレッスンでは日本特有の美しい花も意識して揃えるようにしています。例えばこの春のワークショップでは、ラナンキュラスのラックス、シャルロット、茎の長いパンジーなど。これらの花は海外では手に入りづらかったり、手に入っても日本からの輸入なので非常に高価なのです。
一日目はJayneeがハンギングデコレーションを、私がセンターピースをそれぞれ教えました。まずはJayneeが担当したハンギングデコレーションの様子から。参加者皆で協力しながらJayneeの指導の元、空中に浮かぶインスタレーションを作成していきます。英語がわからない人でもご参加いただけるように、私が都度通訳しました。
完成形がこちら。宙に浮かぶ大きなハンギングデコレーションです。ウェディングシーンや各種撮影のバックグラウンドなどに使用されます。
Jayneeと私はもちろん多少のスタイルの違いはありますが、大まかな方向性として花のラインを活かしたり、奥行・立体感、花のレイヤー・重なりを大事にするなど、大切にしているポイントが共通しているので非常に相性のいいフローリストです。このような大掛かりな装花でも上記のようなポイントを気を付けながらデザインしていきます。
そしてきちんと細部まで美しく。動きが出るような花材は非常に重要です。個々の持つライン・動きが殺されずにきちんと活かされるように。
続いて私がセンターピース(テーブルアレンジメント)のデモを行いました。使用後ゴミになるフローラルフォームを使用せずに作成する手法で。色の組み合わせ方、色と色のつなぎ方、花材の選び方・組み合わせ方などを説明しながら。そこが一つの小さな庭になるように、花の一本一本が活きるように挿していきます。
スタイリングはJayneeです!Jayneeは本当にスタイリングがうまい。ただ物を置くのではなく、その配置、立体感、空間の使い方、バランスなど、フローラルデザインと同じようにスタイリングも細部まで拘ります。一応来年にまた企画しているJayneeとのコラボワークショップではスタイリングの内容も盛り込む予定。これはかなり濃密な拘りが詰まったレッスンになる予感。
それでは生徒さんのセンターピースをご紹介。皆さん好きな花を選んでアレンジしているので、一つ一つ異なるアレンジに仕上がってます。
こちらはパープルのアレンジ。茎の繊細な花材で動きを出して。
こちらは赤が効いているアレンジ。海外の生徒さんですね。日本の方はこのラナンキュラスのハデスのような赤はなかなか使いづらかったり苦手意識があるのではないかと思います。
ただ、私の中で最近赤がマイブームなこともありますが、赤はうまく使うとすごくセンスよくなります!ちょっと色が強かったり、赤バラのイメージで古臭く感じる人もいると思いますが、すごくスタイリッシュにモダンにも使えます。活かし方次第ですね。
こちらは優しい色合いのアレンジ。私のスタイルは特に花と花の重なり、奥行感を大事にしているのですが、そこは多くのフローリストがあまり意識していないポイントであるので最初はそこをうまく取得するのが難しかったりします。
ラウンドやトライアンギュラーといったように、全体の形が決まっているわけではなく自然のラインを活かして形作っていくので、慣れていない人にはもちろん難しいです。生け花のように角度や向きが決まっているわけでもない。私が同じように全員に教えても、何となく出来上がってくる形はその人が普段作成しているアレンジが垣間見えたりします。もちろんそこで都度アドバイスをしたりしますが。
やはり学ぶ意識の高い人は、私が口で説明することだけでなく、説明されていないことも自分の視覚で学ぼうとします。以前より時々話していますが、上達の早い人はやはり「観察」する力が長けています。今の自分と私のデザインで何が違うのか。実際に自分が作成したものと私のデモのものとを比較してみて何が違うのか(花材はもちろん違うので同じになる必要はないのですが、全体的なバランス等です)、そういう点を自分自身で違いがわかる人は上手いし上達が早いです。
センターピースは奥が深いです。オアシスを使っていないのでそこにスポットが当たることが多いですが、そこよりも私のデザインとしてのベースがセンターピースには詰まっています。ブーケも大きな装花も、すべてはセンターピースのデザインをベースに派生しています。本当はセンターピースのレッスンで一日費やしたいくらい、説明することは山ほどあります。そのくらい、一般的なフラワーデザインと比べて注意するポイントが異なるのです。
教えながら撮影もしていてバタバタしていたので、残念ながら全員の作品は撮れていません。二日目はフラワーアーチとウェディングブーケです!次回に続きます。
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2019/10/21
今回は久しぶりにウェディング装花の記事をアップします!
最近はめっきり冷えるようになってきましたが、春のウェディングの装花です!こちらは二部制のパーティーで一部が室内、二部が屋外でした。
場所は鎌倉の笹野邸というお屋敷です。こちらが室内のゲストテーブル装花。
そしてこちらが屋外でのパーティー。ステキなお庭でのガーデンパーティーです。気持ちよく晴れた日のガーデンパーティーは最高ですね!ずらっと横に並んだテーブル(流しテーブル)は海外風のおしゃれなパーティースタイルです。ふんだんにあしらわれた花やキャンドル、テーブルランナーなどが一列に合わさると、会場が一気に華やかになります!テーブル装花・装飾で会場の雰囲気は大きく変わります。
ゲストテーブルに置いたのは、優しいピンクに、コーラル、ピーチ、アクセントとしてボルドーを合わせたナチュラルなアレンジメント。グリーンも数種類のものを合わせて洗練された仕上がりに。使用後ゴミになるオアシスを使わずに作成しています。
続いてセレモニーアーチはこちら。テーマカラーのピンクの布にナチュラルに花をアレンジして。大きな装花でも、一本一本の花材が自然に生えているように、枝や茎のラインを見て一本一本活かしながら挿していきます。ナチュラルに見えるように立体感を意識しながら。フラワーアーチなどの大きめの装花・装飾はただ花を挿して形を作ればいいだけではありません。きちんと大きくても美しく見えるデザインやポイントを意識して作成しないと、なんとなくやぼったい仕上がりになりがちです。
続いてメインテーブル、高砂装花。こちらもナチュラルに花の一本一本が活きるように。同様にオアシスを使用せずに作成しています。
アーチと合わさるとこんな感じに。テーブルの後ろにバックドロップがあると一気に華やかに見えます。
そしてウェディングブーケはこちら。ボルドーの色を利かせつつ、バイモユリやクレマチスで軽やかさと動きをプラスして。バイモユリは特に繊細な動きを出すのにピッタリな花材です!
まだまだウェディング装花の画像が溜まってますのでアップして行きます!
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2019/10/10
もう10月も中盤に差し掛かろうというところですが、今月のフラワーレッスンのお知らせです。今まで単発で初心者や花を趣味で学んでいる方向けのクラスを開催していましたが、そちらの名前を「季節花クラス」とします。
花には旬があり、旬の花は美しい。そんな季節ごとの旬の美しい花を楽しむクラスです。特に今までの単発のレッスン内容と変わりはないのですが、一応クラスの名前があった方がわかりやすいかと思って名前を付けることにしました。
10月の季節花クラス詳細は下記の通りです!
・ハロウィンのブーケ
街がハロウィンムードになってくるこの時期。ハロウィンをテーマにしたブーケを束ねます。単にオレンジ色を使うのではなく、ちょっとビターな感じや毒のある感じを秋の花材を使いながら出していきます。花がギュッと潰れないように空気感や奥行感を出しつつスパイラルテクニックで束ねます。
※上の画像はイメージで当日の花材とは異なります。
日時 :
10月25日(金)
14:00~16:30前後
26日(土)
14:00~16:30前後
料金 :
8,000円(花材、資材、紅茶・お茶菓子付き)
事前振り込みをお願いしております。
ご予約いただいた方に口座詳細をご連絡いたします。
場所 : 成城学園前駅から徒歩13分(バスもあります)
定員 : 6名
持ち物 : お持ち帰り用のマチのある袋(必要な方のみ)
※キャンセルは10/23(水)までは無料です。期日を過ぎてのキャンセルは仕入れの都合上、全額をご負担いただいて花材、またはこちらで束ねたものをお送りいたします。(送料別途)
お申込みはコンタクトフォーム、または info@yukiyoshikawa.com まで下記をお知らせください。
希望日時:
お名前:
ご住所:
お電話番号:
※お申込み後3日経ってもこちらからご連絡がない場合は、サーバーの問題によりメールが届いていない可能性がございますので、再度受信設定などをご確認の上ご連絡ください。
初心者の方大歓迎です!「本当に初めてですが、大丈夫ですか?」というお問合せを多々いただきますが、大丈夫です!同じような方が今までもたくさんいらっしゃってます。本当の初歩の初歩から教えます。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!
センターピース(テーブルアレンジメント)、ウェディングブーケと大掛かりな空間装飾も学べるマスタークラスが11月20日、21日の二日間でありますので興味のある方はこちらも是非!
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2019/10/05
さて、新しいブログになりましたので、また気を新たにブログを更新して行こうと思います!
何から書こうかと思ったのですが、とりあえず一回もプライベートレッスンについて取り上げて来なかったのでここで軽く紹介しておきます。まだ書いてないですよね?何を書いて何を書いてないのか最近あやふやで…。
プライベートレッスンの説明は「CLASSES」の項目を見てくださいね。
結構な数があるので、取り合えず一部を。
まずこちらは福岡からの二人組の生徒さんのプライベートレッスンでのデモセンターピース。春の息吹が感じられるように。
生徒さん作品。
デモブーケ。秋冬のドライな質感と春花材をミックスして。
生徒さんの作品。
イギリスからきた生徒さんのレッスンでのデモセンターピース。柔らかいパープルの色合わせで。
生徒さんの作品。
デモブーケ。くすんだトーンで合わせつつブルーをアクセントに。
生徒さんのブーケ。多色使いが苦手とのことだったので、カラフルなブーケにチャレンジ。
基本的に1日以上のプライベートレッスンでは花材を自由に選んで束ねてもらっています。プライベートレッスンでは、是非普段自分がやらない色合わせや苦手意識がある色・花材にチャレンジしてみるといいと思います。
実際の仕事ではなかなかできないことにチャレンジするいい機会なので。
こちらは韓国からの生徒さんのレッスンでのデモセンターピース。
生徒さんの作品。実際にテーブルの上に置いてティータイム。
デモブーケ。元気が出るイエローにホワイトと、アクセントにブルーを入れて。私はよくアクセントにブルーを使います。
生徒さんの作品。
こちらはインドネシアから来た生徒さんのレッスンのデモブーケ。立体的に花が咲き乱れるように。
生徒さんの作品。彼女もあまり色を混ぜるのは苦手とのことだったので、敢えて多色使いにチャレンジして行きました。
ちなみに彼女はその後私がインドネシアのジャカルタで大規模なレッスンをしたときのアシスタントもしてくれました。また来月東京に来るみたいなので会えるのが楽しみ。
まだまだ続きますが、今日はこの辺で。特に告知もしているわけではありませんでしたが、それでも皆さん遠い所からわざわざ来てくれてありがたい限りです。
プライベートレッスンのお申込みは info@yukiyoshikawa.com まで。
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