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【クリスマスリース】
2020/12/11
今回は先日終了した季節花クラスでのクリスマスリースレッスンのレポです!
「どんなリースにしようかなぁ」と色々と考えたのですが、あまり「ザ・クリスマス☆」という感じではなくその後も飾っておけて、尚且つありきたりでなく華やかなもの…となかなかの無理難題に対して、今年はこんなリースにしました!
なかなかいいんでないの?^^ 森の中に雪がちらつく情景を思い浮かべながら、濃いめピンクをアクセントに利かせました。ベルベットのリボンも合わせてピンク系で。ベルベットリボンと羽でクラス感を底上げしています。ちょっと普通とは違うぞ!と。
あまり着色花材は好きではないので、極力素材そのものの色でこの色合いになるように頑張って花材を集めました。
やはり、あんまりまん丸のリースは面白みがないので、全体のフォルムも動きを出して遊ばせて。平面的なリースにならないように立体感も出して。
まん丸は好きではないのですが、結構緻密に細かいリースは好きなんですよ。かなり細かーく色んな花材が入ってます。お陰で作るのにめっちゃ時間が掛かります…。
日本人はまん丸リースを見慣れている人が多いから、こういう動きのあるリースは違和感を覚える人もいるかもしれませんね。
本当はもっと動きのあるリースもやりたいんですよ。でもいきなりそこまでやってしまうと皆さんの違和感が半端ないと思うので、とりあえずこのくらいで様子見しています。
でもこのぐらいでも十分カワイイからいいかも。
それでは生徒さんの作品を紹介していきます!
いつものレッスンでは私がデモをした後に生徒さんに作業を始めてもらっていますが、クリスマスリースだけはデモで一つ作るとなるととんでもなく時間が掛かってしまうので、説明しながら同時に作っていってもらっています。
まぁ、悪く言うと、私の説明がいつものレッスンより必然的に少なくなります。そんな中でも、いつもレッスンに来てくれている生徒さんの作品を見ていると、ちゃんと私が普段伝えている大事な点がクリスマスリースにも自然に応用できていて感慨深かったです。
「Yukiさん、こうやって花材入れると立体感が出ていいですね!」と言う生徒さん。そう、ほんとはそれも私がちゃんと説明しなきゃいけないんですが、私が説明するよりも先に自分でそれに気づく。いつものブーケとかみたいに立体感を出すにはどうするともっといいんだろうって自分で考えているからこそ。
こうやって斜めからの画像とか見ると、立体感がとっても出てるのがわかります!素晴らしい。
やっぱりね、生徒さんの上達は嬉しいもんなんですよ。
そして2回目以降のレッスンでは、私の説明を聞き、完成品のデモリースも見ながら生徒さんがみんな頑張って作ってくれました!
いやぁ、ほんとね、花材の種類も多いので、いったいどの花材をどこにどんな風に入れていったらいいのか難しかったと思うんですよね。私も割とザックリとしか説明してなかったし。
でも皆さん私のデモリースを都度確認しながら、「きっとこの花材はこうやって入れるとかわいいんだろうな」と個々に解釈して作ってくれたのだと思います。
みんな一緒じゃなく、それぞれ可愛い。
これなんか、左下にピョコっと出てるラグラスがとっても可愛い。羽もいい感じの位置に入れてくれてる。
これもとってもお上手。全体のバランス感もよく、立体感も出てる。この方も続けて通ってくれている生徒さんですが、やはりしっかり私のデモリースを都度確認しながら作成していました。うん、確実にうまくなってる。
以前から言っていることではありますが、上手くなるためには「観察する力」ってとっても大切なんですよね。手を動かしてする練習ももちろん大切ですが、いかに観察力があるかで上達の度合いが変わる。
『練習回数×観察力=上達具合』と言った感じでしょうか。一番基礎の観察力は、やはりお手本と自分の作品のどこがどう違うから全体として異なって見えるかを見極められる力でしょうか。
使っている一本一本の花材の個性は異なるのでもちろん全く同じにはならない。同じになる必要はない。でも、全体の印象として、何がどう違うのか。どこを修正するともっと私のデモに近づくのかを自分自身で見極められるようになると上達が早いと思います。後はやはりそれを自分の手で実現できるようにするテクニック。これは練習するしかありませんが。
もちろん、季節花クラスは趣味で学んでいる人向けに開催しているクラスですので、一番は花に触れて楽しんで欲しいのが一番です。難しいことを考えずにまずは楽しむ。
そしてもっともっとうまくなりたい人やプロの人は、やはり観察力・観察眼を養うといいと思います。自分の目で違いがわかるようになるかどうかが一つ大きく成長するかどうかの境目だと思います。
私も初心者の頃は美しい花、そうでない花の差がよくわかりませんでした。とりあえず全部「花」ではあるのできれいに見えました。より美しくアレンジされている花とそうでない花をより深い次元で見極められるようになったのは割とここ数年のことかもしれません。昔日本の花屋で働いてたときも、パリの花屋で働きだした初期も、正直それほど観察力の大切さには気づいていませんでした。自分の観察力が低かったので、それがどれほど大切か気づけなかったとも言えます。
どうやって観察力を培ったかはまた時間があったら別の機会に書きたいですが、観察力がかなり養われた今だからこそ本当にその力の大切さがわかります。観ることでもの凄く多くのことを学べるのです。
でも初心者のうちはやっぱり楽しむことが一番大事!プロになってからも楽しむことが一番大事!
皆さんこれからも一本一本の花を愛でながら、花に触れる時間を是非楽しんでくださいね!
今月末にはお正月花のレッスンを開催します!近日中に詳細出せると思いますのでもう少々お待ちくださいねー!
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2020/12/07
続いて台湾でのパーティー装花です!
台湾の台北で花屋、”Jardin d’hiver”を主催する友人Yutinの仕事を手伝ってきました。
ちょっとJardin d’hiverのスタッフにアドバイスしながらパーティー装花の花を一緒に作成してセッティングしてきました。
レストランでの誕生日パーティー装花です。Yutinはアンティークな花器やキャンドルスタンド、オブジェなどをたくさん持っているのでそれらを使った雰囲気のあるテーブル装花です。
私は未だかつてこんな華やかな誕生日パーティーに呼ばれたことはありません。笑 日本でも誕生日パーティーで色んな飾り付けをしたりしますが、こうやって装花を入れることはめったに無いのではないでしょうか。
もちろん台湾の誕生日パーティーの全部が全部こうやって華やかにやっているわけではなく一部の富裕層なのだとは思いますが、それでもこうやって花を飾ったテーブルを囲んで誕生日をお祝いするなんてとても素敵なことだと思います。
写真では写ってないけど、窓と反対側には大量のバルーンがありました。笑 バルーン業者さんががんばって膨らませてセッティングしていました。
台湾編まだまだ続きます!
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2020/12/03
早いものでもう12月ですね!また少し間が空いてしまいましたが、台湾でのお話の続きです。
有名なガーデナーのお宅を訪問してステキなお庭で花を摘ませていただき、今回はその花を使ってアレンジを作っていきます!
前の記事はこちらから。
↓
さて、お庭で摘んだお花を持って室内に戻ってきました!
庭に色んなお花が咲いているとどれもステキで切りたくなってしまうのですが、作るアレンジの色味とか考えるとあれもこれも摘むわけにはいかないので、グッとこらえて必要な美しい花だけチョキチョキ。
「さぁ、やるかぁ!」と思っていたらにゃんこの登場。
食べ物は無いよ。お花だよ。笑
にゃんこが過ぎ去り、アレンジ作成開始!いつも通り、オアシスを使わずにノーフローラルフォームでいけていきます。
私が活けたのがこちら。アンティーク花器を使用して、花は淡いトーンで統一しました。
自然の持つ、茎の柔らかな動きを活かしたいのでクレマチスやヤマホロシなど蔦ものをふんだんに入れています。
このようなガーデンスタイルのアレンジでは、庭の風景からインスピレーションを得るのでカチッとしたアウトラインにせずアシンメトリーで空気感が感じられるようにいけていきます。花々がそれぞれ自由に伸びていくように。
やっぱり庭の花は柔らかさがあって好きだなぁ。なかなか市場の花でこの雰囲気は出せない。
そして、友達のYutinが作ったのがこちら。グリーンをベースにパープルのクレマチスが効いているアレンジ。
Yutinのアシスタントが作ったのがこちら。
みんな選んだ花も使う器も異なるので全然違う仕上がりに。
そして、料理の得意なYutinが腕を振るってみんなのためにディナーを用意してくれました!ダイニングテーブルにみんなが作ったセンターピースを置いてテーブルセッティング。それにしても奥のリビングが豪華。笑
やっぱりテーブルには花があると映えますねー!普段ウェディング等の装花でテーブル花をたくさん作りますが、やっぱりテーブルを花が華やかに彩ってくれている光景を見るのが好きです!
美しいお花を楽しみながら、Yutinが作ってくれた美味しいディナーをみんなで楽しみました!本当に至福の時間。リトリートですね。
できればいつか、このようなリトリートのワークショップをやりたいのです。私が行っているマスタークラスは二日間目いっぱい花に関する内容が詰め込まれています。結構ハードなんです。
忙しい皆さんが短期間で集中的に花を学べるように、更にできる限りレッスン費を抑えて皆さんが参加できるように、とすると現状の形になっています。
ただ、そのようなマスタークラスとは別に、花だけではなく、もっとゆったりとした日常を離れた時間も楽しんでリフレッシュしてもらえるようなワークショップもできればやりたいのです。私が今回このガーデナー宅を訪れて過ごした時間のように。
豊かな自然のある場所で、できれば花をそれぞれ摘めるようなファームなり庭があり、それを使ってレッスンをする。そしてそのアレンジを囲んでみんなで上質なディナーを楽しみ色んな話をする。
そんなワークショップをやりたいのです。もちろん、コロナが落ち着いてからですけどね。
色々国内でいい場所がないか探してみたのですが、なかなかここ!という場所が見つからず。難しいです。私が望む100%のリトリートワークショップを日本で実現することは結構難しそうなので、何を優先するかなんでしょうね。ゆったりと過ごせるちょっと郊外の「場所」なのか、花が摘める「ファーム・庭」なのか、はたまた「食事」なのか。
お陰様でとても上質な時間を過ごすことができました!本当にこういう時間って大切だなぁと思うんですよね。日々花仕事をしているわけですが、それを離れてゆったりと花に触れながら過ごす時間。おいしいご飯。
Yutinやガーデナーの方に感謝です!
台湾あれこれまだまだ続きます!
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