YUKI YOSHIKAWA

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YOSHIKAWA

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マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア
【壺活けデモ編】

2019年にインドネシアのジャカルタで開催したマスタークラスについての記事です!

前回までの記事はこちらから

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア【日本での準備編】

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア 【市場編】

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア【センターピース編】

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア【ウェディングブーケ編】

 

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア【フラワーアーチ編】

そしてマスタークラス二日目の午後には私の壺活けのデモンストレーションがありました。英語だとurn arrangement と言うのですが、日本語訳が難しいんですよね。装飾性のある壺に活けていく大型のアレンジを意味します。

このデモのみを見るチケットもBloomingfieldsが販売していたようで、マスタークラスの生徒さん以外にもたくさんの方がデモを見に来てくれていました。以前日本で私のプライベートレッスンを受けたインドネシアの生徒さんも、数時間掛けてデモを見るために来てくれていました。デモを見るためというより、どちらかというと私に会いに来てくれたのでしょうね。知っている顔が見れるのは素直に嬉しいです。

作成した壺活けのアレンジがこちら。

画像だとサイズ感ってほんとに全然伝わらないのですが、これめちゃめちゃ大きいんですよ。マスタークラス前にMelaniaが用意した壺を確認したら口径が50cm近くある。私、そんな大きい壺に活けるつもりで花材発注してないなぁと思いつつ、何とかその場にある花材で頑張っていけました。直径150cm弱くらいくらいある、かなり大きいアレンジです。
皆さん、両手を横に広げてみてください。はい、それぐらい大きいアレンジです。写真だとほんとサイズ感わからないですよね。

そして無事に二日間のマスタークラスが終わりました。二日間参加された生徒さんに一人ひとり私がサインしたサティフィケート(受講証明書)を渡して記念撮影をして。
通常私主催のクラスではサティフィケートは発行していません。というか発行を断っています。花業界の中で、技術が伴っていないのにお金を払ってレッスンを受ければ簡単にディプロマやサティフィケートが取れる「ディプロマ商売」のようなものがあり、そういうものが好きではないので。あらゆるスクールビジネスにありますよね、この類の商売。
ただサティフィケートは、まぁ、技術を伴っていようが無かろうが私のレッスンを受けたという事実は変わらないので、このようなケースで依頼された場合は発行するときもありますが。私自身、花に関する資格は何一つ持たずに仕事をしているので、あまりディプロマやサティフィケートの意味を感じないんですよね。それらがあろうが無かろうが、センスとスキルのある人は自分で仕事ができる。
ただ、何かを学ぶモチベーションとしての資格取得は一定の意味があると思います。ゴールを設定することで人はやる気がでますからね。私自身何かを自主的に学ぶことが好きなので、花以外の資格は数多く持っています。所謂、資格ゲッターでしたね。資格取得が趣味という。何かを学ぶことに対して、資格取得という形で達成感を得ていました。できるだけ難関の資格の方がやりがいがあるので、全然仕事には関係ないですが、昔、気象予報士の資格を取りたいと思って本屋で参考書をパラパラ読んでいたら物理の知識も必要なようで止めました。私、文系だし。老後とか時間があるときに趣味で勉強してみたいとは思いますが。

話が逸れましたが、そうして二日間のマスタークラス全てのプログラムが終了し、急いで荷物を抱えてMelaniaと一緒に再び空港まで向かいました。あっという間の四日間。一切観光もせずに終了しました。一人で外を歩く時間が一切無いという非常に珍しい滞在でした。

 

もう一年以上前の話ですが、これが私が初めて海外に招かれて大規模なワークショップを行ったお話でした。去年の年初、この2019年はどんなことがしたいかなぁとか考えるわけですよ。皆さんも年始に考えますよね?新しい一年何をしようかって。その時、「海外でのレッスンも将来的にできたらいいなぁ」とおぼろげながら思い描いていました。まさかその時は年内に、しかも半年以内にそんなことになるとは思ってもみませんでしたが。

私は良くも悪くも、あまり「将来こうしたい!」ということを明確に描いていません。「広い庭が欲しい!」ってことだけは毎日思ってますが。笑
一般的には、思い描く未来を具体的にイメージして、そこに到達するためにはどんなステップを経たらいいのか細かく分けて、それをきちんと辿っていくことが大事です。将来だけ思い描いていても、そこまでの道をきちんと描いて一歩ずつ進んていかないと、基本的に絵にかいた餅になりがちです。ほっといてもその夢は実現しません。
それはわかっていながらも、私は今そのようなことをしていません。敢えてしていない。それは今までの私の人生を振り返ってみても、色んな人との出会いがあり、機会に、仕事に恵まれてここまで辿り着いたからです。色んな人が導いてくれたのです。将来に関して自分で決めてしまうと幅が狭まってしまいそうなので、もっと柔軟性を持つために将来に関して具体的に思い描いてはいません。

もし一つ変わらないものがあるとすれば、自分をしっかり持つということでしょうか。決して私は常に正しい人間でもないし、完璧でもないし、万人に好かれるわけでもない。非常にアウトローな人間です。ただ、自分の個性を大切に、自分の感性でしか生み出せない自分の世界がある。そういう芯は大事にしながらも、色んな出会いを大切に思いもせぬ方向に仕事が広がっていくのを楽しんでいます。ただ、基本的にはちゃんと将来の到達点を設定して、そこまでのロードマップを描いて進むのが王道ですよ!

長い連載になりましたが、ここまで読んでくださった方ありがとうございました!
また別の記事でお会いしましょう!

 

 

単発でご参加可能な9月の季節花クラスですが、まだ空席がある回もありますので興味のある方はどうぞご参加ください!

【9月の季節花クラス】レッスンスケジュールのご案内

 

 

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マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア
【フラワーアーチ編】

2019年にインドネシアのジャカルタで開催したマスタークラスについての記事です!

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マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア【日本での準備編】

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア 【市場編】

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア【センターピース編】

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア【ウェディングブーケ編】

無事に一日目のレッスンを終えましたが、山場は二日目の大型の空間装飾のレッスン。何の空間装飾を教えるかBloomingfieldsのMelaniaと話し合っているときに、なかなか話がまとまりませんでした。大型の空間装飾のレッスンは特殊で通常のブーケやアレンジメントのレッスンのように一人一つ作るのではなく、みんなで協力して一つのフラワーデコレーションを作り上げていきます。

論点は主に教える内容と時間。まず内容ですが、Melaniaはできるだけ参加者全員が手を動かしてレッスンに参加できるようにしたいと考えていました。それは最もな意見で。人数に対して作成する空間装飾が小さいと一人あたりの作業できる分量が減ってしまう。やることがなくて見ているだけになる生徒を無くしたいということです。それは至極ごもっとも。私が通常大型の空間装飾を教えるときは、そのようなことが無いように生徒さんの人数を通常は10人以下に制限していますが、今回は20人近い。
Melaniaは最初空間装飾を2つ作ることを提案していました。アーチ二つとか、アーチとハンギングデコレーションとか。ここでもう一つ時間に関しての問題。私がスケジュールの関係でその日の夜の便で日本に帰らなければいけなかったので、とにかく時間がタイトで。通常は最低でも4時間くらいはレッスンに費やしたいところが3時間くらいしかない。まずそもそも一つ教えるのさえ大変なのに、アーチとハンギングとか二種類も短時間で教えるのはどう考えても不可能だということを説明しました。
できるだけみんなが手を動かして作業できるように、ではアーチ二つはどうか?とのことでしたが、なんかそういう問題でもなく。度重なる話し合いの末、結果的には大きなアーチ一つを全員で作成することにしました。

空間装飾は正直教えるのが難しいレッスンです。内容が難しいというよりも、教え方が難しい。ブーケやアレンジは私がデモをやって説明をし、その後に生徒さんが自分自身の作品を作成するという流れがあります。しかし、空間装飾は私がデモとして一つ丸々創り上げるということは不可能なので、ステップごとに私がデモをしながら説明し、その後に同じ作業を生徒さんにやってもらうという流れで進めています。しかし、各ステップの作業量や内容が異なるので、なかなか全員にすべての作業を経験してもらうことが難しいのです。
例えばステップが1~5まであるとして、一人の生徒さんは1、2、4、5をやったとする。するとこの生徒さんは3をやってない。別の生徒さんは1、3、5をやったとする。そうするとこの生徒さんは2と4をやっていない。大型の空間装飾では皆で協力して作業をするので、自ずと作業を分担する必要があるのです。そこで積極的な生徒さんはどんどん作業をし、そうでない人は見ているだけになるケースが起こりうるということです。実際に参加していないと想像しづらいと思いますが、各自の作業量・内容のコントロールをするのが非常に困難なのです。一人プレーではなくて協力プレーが求められるので、一人ひとりの作業状況を確認しつつ、全体としての作業の進捗状況を確認しなければいけないので。

私が教える際はできるだけ均等に作業を割り振れるようにできる限りの注意をしていますが、同じように世界で大型の装花を教えるフラワーデザイナーやそのワークショップに参加した生徒さんの話を聞いているとこのようなレッスン中の作業内容の偏りは往々にして起こっています。ただ、もうこれはある程度仕方ない。グループでのレッスンということでその分料金が下がっているわけです。
以前に海外のフラワーデザイナーの同様のワークショップに参加した方がレッスン内容に関して非常に残念な思いをしたそうで、私のレッスンはグループレッスンのマスタークラスではなくプライベートレッスンを選んで参加されているケースもあります。もちろん私のグループのマスタークラスではそのような残念な思いをする方が出ないように極力注意を払って教えていますが、やはり自分のペースで最初から最後まできちんと全部自分の手を動かして学びたいという方には、より高額にはなりますがプライベートレッスンで学ぶ方が合っている場合もあります。

このジャカルタのマスタークラスでもどうやって生徒さんに均等に仕事を割り振るかを色々と事前に話し合いました。例えば生徒さんを4個くらいのグループに分けて作業する箇所を割り振るとか。生徒さんのグループ分けは作業していない人を無くすためには有効ですが、やはり学べるステップには偏りが生まれてしまいます。本当に空間装飾をうまく教えるのは難しい。

私が一つ参加者に言えるとしたら、このようなグループのフラワーデコレーションのレッスンに参加するときは「主体的」に参加することが大事だということ。主体的にどんどん作業に加わる。遠慮はこの場合美徳ではありません。どこかに置いて来ましょう。そして、すべての作業ステップを自分の手で行うことはレッスンの性質上不可能なので、自分の作業をしながらも、自分が担当していない作業の様子も目で見て学ぶ。アンテナを全方向に張り巡らせて学ぶ、吸収することが大事です。
私も参加者にできるだけ多くの作業ステップを経験してもらい、手が空いてる人がいないように気を配りますが、人数が多くなったりレッスンの時間に制限があるとどうしても行き届かなくなることはあります。毎回毎回全力ではやってるんですけどね。悩ましいのです。

今回のマスタークラスの場合は生徒さんを二つのグループに分けました。アーチの右側担当のグループと左側担当のグループと。あとはとにかく時間との闘い。全力を尽くすしかない。

そして二日目のレッスンの幕が開けました。

大型の空間装飾では、花を挿す前の土台の骨組みをどうやって作っていくかが一つ大きなポイントです。今回はアーチで土台は既にあるので、それにオアシスを使わずにどうやって保水をしていくのか説明し、その代替の保水の仕組みを作っていくところから始まります。

保水の仕組みを作ったあとは、一日目に学んだデザインのポイントを意識して応用しながら花を挿していきます。

今回Melaniaの「とにかく作業量を増やしたい!」という要望によりバージンロード脇の装花もレッスンに組み込んでいたので、それも作成していきます。「ただでさえ時間がない中でバージンロード装花もか!」とは思いましたが、生徒さんの満足度を高めたいというMelaniaの思いもよくわかるのでとにかく頑張りました。これは私が手早くデモで一つ見本を作成し、その後に数人ごとにグループに分けて作ってもらいました。

 

 

 

みんなで協力して作業をすること数時間、なんとか無事にアーチが出来上がりました!

壮大な美しいフラワーアーチ!これが出来上がったときにやっと「やり遂げた!」と肩の荷が降りました。まだワークショップは終わってないんですが、このフラワーアーチ装花のパートが私もMelaniaも一番気がかりだったので。正直、あれだけ時間に追われながら、かなりの大人数の生徒さんを教えないといけないので美しいアーチになるか不安もあったのですが、仕上がってみたら本当に美しいアーチになりました。

ありきたりの色合わせにはしたく無かったので、ダークな色を取り入れながらもシックで大人っぽくエレガントな色合わせに。個人的にすごく気に入ってる色合わせです。すごく上品で美しい。

もうふんだん花材を使いまくりました。笑 そう、Melaniaがほぼ私の仕入れリスト通りに花材を仕入れてくれたので。高価なライラックをこれでもか!というほど贅沢に入れ込みました。

ダークな枝物・葉物が必要だったのですが中々見つからなく、世界中でどの国からならダーク系の枝物が輸入できるかMelaniaと色々話し合ったのをよく覚えています。ほんと、私の花材に対する細かな拘りに最大限応えようとMelaniaはいつも全力を尽くしてくれていました。そうやってMelaniaの尽力のおかげでここまでの花材が揃いました。

みんなが頑張って作ったバージンロード装花も美しい。画像ではわかりづらいけど、写真で見るよりももっと長い装花です。地面から自然に生えている感じを大事に。

こうやって二日間教えていると、20名近い生徒さんがいるとは言え、個人個人のレベルなどが何となくわかってくるのです。レベルの高い生徒さんはレッスン中も、「Yuki、あそこはここから見ると穴になるから花を足した方がいいよね?」と更に完成度を高めようと動いてくれます。そう、主体性があるのです。今現在のスキルレベルというより、たぶんその人個人の何かを学ぶに当たってのモチベーションや向上心のレベルが高いのだと思います。そういう人は大体他の人より頭一つ抜け出します。そんな方が細かいところまで美しく見えるように最後まで仕上げをしてくれていました。


芍薬とかメインのきれいな花を挿している方がやってて楽しいのはわかります。ただ、全体を美しく見せれるかは、細部の地味なところをいかにきれいに見せれるかに掛かっています。細部の小さい美の積み重ねで全体の美しさが決まるのです。

終わった後はみんなで記念撮影!生徒さんみんなとBloomingfieldsスタッフ一同、みんなの頑張りの結晶です!

面白いなぁと思うのが、こうやって写真を撮る時も、積極的な人は「我先に!」と私の隣のポジションを陣取ろうとするんですよね。笑 日本人はどっちかというと遠慮しがちですもんね。

日本はガラパゴスなのでかなりぬるま湯です。良くも悪くも。日本で花屋として仕事をしている分には競合相手も日本人なので特に影響はないのですが、海外はもっと積極的に高い向上心を持って学ぶ人が多いのでレベルがどんどん上がっていっている状況です。そうやって日本の花業界は世界的に見て取り残されて行っている。花業界と一括りにしてはダメですね。海外からも日本の花・生産者は評価されている。生け花も今世界的な評価が上がってきている。東誠さんとか世界的に評価される人も若干いますが、例えばウェディング業界の花なんかは日本の評価は世界的に見て驚くほど低い。それは日本のウェディング業界が会場を最初に決めると担当する花屋が自ずと決まっていて競争が少なく閉鎖的なのも一因なのかもしれない。美しい花を手掛ける、提案できるフローリストが少なすぎる。
海外の著名なフラワーデザイナーから「日本のフラワーデザインはなんであんなダサいの?」と言われると悲しいし悔しい。おそらくそう思われていると知らない日本の花屋が大多数。私も昔はそんなこと知らなかったし。

みんな目を覚ましてもっと美しい花を手掛けようよ!と思う。美しい花作ってる方が楽しいよ!

脱線してしまいましたが、フラワーアーチのレッスンは以上です!二日目は続いて私の壺活け(大型のフラワーアレンジメント)のデモンストレーションがあったので、次回はそれについてです!

 

 

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マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア
【ウェディングブーケ編】

2019年にインドネシアのジャカルタで開催したマスタークラスについての記事です!

前回までの記事はこちらから

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア【日本での準備編】

 

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア 【市場編】

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア【センターピース編】

続いてマスタークラス一日目の午後はウェディングブーケのレッスンです!私の束ねるブーケは丸いギュッと詰まったラウンドブーケではなく、もっと自由なアシンメトリーな形状のエアリーなブーケです。花の一本一本が自由な方向に伸びていくので茎の向きが一定のスパイラルテクニックで束ねるのは難しいため、束ねるときに茎が交差していきます。手元がどうなっているのか見たいので席の離れた生徒さんは近くまで来てデモを見ていました。

茎が交差していると折れないかと不安になる人もいるかと思いますが、意外に折れません(この話最近も書いたかな?)。折れる人はスパイラルで束ねていても折れます。折れない人はどんな束ね方でも折れません。要は茎に負荷が掛かっているかどうかなんですよね。ただ、スパイラルより安定しないので格段に難しく、安定しないので無理やり束ねると折れる確率が高まるのは事実です。私はスパイラルにせよ交差する束ね方にせよ茎をギュッと持ちません。どちらかというと包み込む感覚。

先入観ってあると思うんですよね、束ね方でも。こうしなければいけないっていうような。
例えば、昔日本の花屋で働いていたときは、基本的に結束点(掌の中)に枝分かれしている部分が来てはいけないと言われていました。スパイラルが安定しなくなるからです。おそらく日本の花屋さんは同じように考えている人がほとんどじゃないかと思います。
ただ、私がパリの花屋で働いていたとき、同僚は枝分かれも気にせず束ねていました。ハッとさせられました。「枝分かれしてるまま束ねていいの?」実際私も枝分かれしているものをそのまま束ねてみましたが、意外に束ねられるんですよね。「なんだ、そんな無理に切り分けないでそのまま束ねても平気なんじゃん」って気づきました。
ほんと大したことないちょっとした気づきなんですが、そうやってブーケの束ね方なり他のやり方なり、「こういうものだ」と思ってそれを疑わずにやってることってたくさんあるんだと思うんですよね。その既成概念が私たちの色んな可能性を潰してしまっています。もっと自由でいいんですよ。

ちなみにパリの花屋はみんな枝分かれを気にせず束ねるわけではないので誤解の無いように!たまたま私の同僚の一人がそうやっていただけです。

デモの後は引き続き生徒さん各自のブーケ作成です!このやり方で束ねるのは全員初めて。みんな頑張っていました!引き続きそれぞれの生徒さんにアドバイスをして回ります。

 

生徒さん一人ひとりのブーケの動きを尊重しながら、改善点をアドバイスしていきます。

 

私がデモで束ねたブーケがこちら。フォトグラファーの方が美しい写真を撮ってくださいました!Melaniaが見つけてくれた、腕とセンスのいいフォトグラファー。

流れや動きがありとても美しいこのブーケ。ただ、恐らくこのブーケに使用した花材がかなり高額でBloomingfieldsに重くのしかかったのだと思うんですよね…。特にサマースイートピーとベージュのバラ、シュナーベルがかなり高かったのだと思います。それにライラックやらフリチラリアやら入ってるので。日本で仕入れてもかなり高額ですからね。

何分、私は今回のワークショップに関しての経理的なものには関わっておらずBloomingfields側の仕入れの予算を知らないので、とりあえず可能な限りベストな花材を仕入れリストに入れておきました。「それは高いから」、とか「予算オーバーだから」とか言われたら調整するつもりだったんですが、もうMelaniaも私が発注する大量品種の花材の仕入れ原価まであまり細かくチェックしてなかったんだと思うんです。もう発注締め切り間際でバタバタだったのもあるし。とりあえず大体私の仕入れリスト通りに仕入れたら想定を大幅に超えて仕入れ原価が膨らんでしまったようです。。Melaniaが後からその仕入れ伝票を見た経理担当に耳に痛いことを言われたようです。苦笑いしてました。
私としては申し訳ないという思いもありつつ、生徒さんはめったに使えない日本の美しい花材を贅沢に使ってブーケが作れたのでそれはよかったですが。

Melaniaが著名なドレスデザイナーにも協賛をお願いし、撮影用に美しいウェディングドレスを用意してくれました。もちろんヘアメイクやモデル、ヘアアクセサリーなども細部に至るまで首尾よく準備してくれていました。本当にMelaniaの労力には頭が下がります。

草木染めのシルクリボンは以前私のプライベートレッスンを受けに来た生徒さんが染め上げたもの。フローリストとシルクリボン作成と二足の草鞋を履いてました。今は花屋業の方が忙しいみたいでリボンは手掛けてないみたいだけど。
ブーケに合わせてライラック色でお願いして染めてもらいました。。本当に色んな人が関わって、協力してくれて成り立ったワークショップです。

そう、このモデルさんはとてもポージングがうまかったです!雰囲気のあるポージングやブーケの魅せ方がうまい。何も言わなくてもいい感じにポージングしてくれました。

生徒さんが束ねたブーケもモデルが持って撮影し、それぞれお送りしました。海外でのこのような内容の充実したワークショップはモデルやフォトグラファーを用意して、生徒さんの作品を撮影してあげるケースが多いです。生徒さんはその写真を自分のポートフォリオに使用して自分のビジネスの更なる拡大に役立てるのです。


日本では海外に比べるとポートフォリオを大事にしているフローリストが少ないです。皆さんそれぞれ大事にしているつもりなのかもしれませんが、海外の意識の高いフローリストはもーっとポートフォリオの重要性を認識して大事にしています。ポートフォリオに載せる美しい写真得るためにそのようなワークショップに参加するという面もあるのです。

花屋なんて、特にポートフォリオが大事なビジネスです。それ見て仕事をお願いするかどうか決める人が多いわけですから。皆さんももっと自分のポートフォリオにこだわりましょ!

マスタークラス一日目が終了し、みんなでブーケを持って記念撮影。

無事に一日目が終了しました!また片付けや翌日の準備等やってくれていたBloomingfieldsのスタッフに感謝。みんな本当に働き者でした。
続いて二日目はフラワーアーチのレッスンです!お楽しみに!

 

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【9月の季節花クラス】
レッスンスケジュールのご案内

梅雨が明け、連日夏日が続いていますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?あれだけ毎日雨続きだったのに、今度は本当に雨が降らない日々が続いています。
8月は例年ある程度まとまった休みを取って海外に行くことが多いのですが、今年はさすがに海外には行けないので日本でボチボチ仕事しながらもお休みモードで読書をして過ごすことが多いです。

さて、8月は暑さが厳しいため季節花クラスはお休みですが、次回の9月のクラスのご案内です。季節花クラスは単発で受講可能な、初心者や趣味で花を学んでいる方向けの旬の花を楽しむクラスですので、皆さまお気軽にご参加ください。

9月の季節花クラス詳細は下記の通りです!


・紅葉花材を使った秋色のブーケ

まだ残暑の残る9月ですが、市場には秋の紅葉花材が豊富に揃う時期に差し掛かって来ます。そんな季節の紅葉花材やコスモスのような秋の草花を取り入れた一足早い秋色のブーケを束ねます。花がギュッと潰れないように空気感や奥行感を出しつつスパイラルテクニックで束ねていきます。

※上の画像は以前のレッスンの画像で当日の花材とは異なります。

日時 : (空席状況 9/7現在)
9月11日(金)
14:00~16:00前後(残席2)

12日(土)
10:00~12:00前後(満席)
13:30~15:30前後(残席1)

13日(日)
13:30~15:30前後(満席)

料金 :
8,000円(花材、資材込)
事前振り込みをお願いしております。
ご予約いただいた方に口座詳細をご連絡いたします。

場所 : 成城学園前駅から徒歩13分(バスもあります)

定員 : 4名(3密に配慮し、通常より定員を減らしております)

持ち物 : お持ち帰り用の袋(必要な方のみ)

 

【注意事項】
コロナ対策として、3密を避けるために通常よりレッスンの定員を減らし、レッスン後のティータイムを一時廃止しております。皆さまにはマスク着用でのご参加をお願いすると共に、消毒液の設置等の対策をいたします。
皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

※キャンセルは9/8(火)までは無料です。期日を過ぎてのキャンセルは仕入れの都合上、全額をご負担いただいて花材、またはこちらで束ねたものをお送りいたします。(送料別途)

お申込みはコンタクトフォーム、または info@yukiyoshikawa.com まで下記をお知らせください。

希望日時:
お名前:
ご住所:
お電話番号:

※過去半年以内にレッスンにいらしたことのありご連絡先等の変更のない方は、希望日時のご連絡のみで結構です。
※お申込み後3日経ってもこちらからご連絡がない場合は、サーバーの問題によりメールが届いていない可能性がございますので、再度受信設定などをご確認の上ご連絡ください。

初心者の方大歓迎です!「本当に初めてですが、大丈夫ですか?」というお問合せを多々いただきますが、大丈夫です!同じような方が今までもたくさんいらっしゃってます。本当の初歩の初歩から教えます。

7月と9月の花はガラッと雰囲気が違いますので、是非一緒に秋の花を楽しみましょう!久しぶりに皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

 

 

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マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア
【センターピース編】

インドネシアのジャカルタで開催したマスタークラスについての記事です!

前回までの記事はこちらから

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア【日本での準備編】

 

マスタークラス in ジャカルタ・インドネシア 【市場編】

続いてついにマスタークラス初日です!莫大な時間と労力を掛けてみんなで用意してきたマスタークラスの始まりです!当日もわざわざMelaniaが車でホテルまで迎えにきてくれました。ほんとに何から何まで至れり尽くせりです。

ワークショップの会場に着くと、既に花の輸入卸会社Bloomingfieldsのスタッフがたくさん来て準備をしてくれていました。私も自分主催でマスタークラスやワークショップをすることが多いので、準備の大変さがよくわかります。大量の花をトラックに積み込み、会場まで移動して積み下ろし、搬入・セッティングなど、準備だけでものすごく大変なのです。みんな朝早くから準備してくれていたのでしょう。本当に頭が下がります。感謝ですね。

レッスンに参加してくれていた方たちはほとんどがプロのフローリスト、またはプロを目指して学んでいる方でした。マレーシアから飛行機に乗って参加しに来てくれた方も。細かく聞いてないけど、インドネシアの各地からいらしてくれた方がいたのでしょう。

講師の依頼を受けるときに、果たしてインドネシアで私のレッスンにそんなに生徒さんが集まるのか?と不安もありました。おそらく主催するBloomingfieldsも同じ不安はあったと思います。ただ蓋を開けてみると満席の20名近い方が参加してくれていました。
インドネシアと日本では大幅に物価が異なります。よく物価を比較するのにコーラの値段で比べるといいと言いますが、インドネシアだとコーラ500mlは日本円で40円です。その物価で、私を呼ぶための航空券代やホテル代、私のギャラの支払いをするのは主催するBloomingfieldsにとってかなりの負担になります。それをペイするためには、二日間のレッスン代はいったいいくらに設定しているのか。私は聞けませんでした。もちろん花も輸入しているわけだから、私が日本で購入するより高い。世界の貧困問題に関心が強い私は、レッスン代を知ってしまうと色んな感情が生まれそうなので、教えることに集中するためにも聞きませんでした。
日本まで私のプライベートレッスンを受けに来るインドネシア人の生徒さんも多いので私がそこまで気にする必要はないのだろうと思いますが、コーラが40円ということを考えるとものすごく思い切って今回のマスタークラスに参加した人もたくさんいたのでしょう。一方、私が想像してたより豊かな暮らしをしている層もかなりいたのでしょう。ただ、一つ確かなことは、Bloomingfieldsは決してボッタくりのような値段にはレッスン代を設定しなかったようです。これについてはまた別に機会があったら説明しようと思います。

私はインドネシアに関する知識が乏しいので正しい現在のインドネシアという国を皆さんにお伝えすることは難しいのですが、おそらく大多数の日本人の皆さんが思い描く「インドネシア」とはかなり実際は異なることだけは確かだと思います。私の決して安くはない値段のマスタークラスにフラワーデザインやノーフローラルフォームのテクニックを学ぶために20名近い人数が集まるだけで、インドネシアという国は凄まじい勢いで発展していることが感じられます。おそらく多用な分野で。

さて、レッスン一日目の午前中はオアシスを使わないで作成するセンターピースのレッスンから。オアシスを使わないノーフローラルフォームの考えやテクニックについてはインドネシアでもかなり関心が高まっていました。実際にオアシスを使わずにやったことがある人は多くないけれどみんな興味津々。

この器もオーダーメイドでマスタークラス用に作ってもらいました!器の形状、高さ、直径、1cm違うだけでかなり変わってしまうのです。中々私が作成するセンターピースに最適な花器は量産されていないので入手するのは大変なのです。これも参加者皆さんにプレゼント。

参加した人はほぼ全員英語がペラペラに話せていました!ビックリ。そこからも、きっとみんないい教育を受けた豊かな暮らしをしている層なのかな?と感じました。私が英語で説明しつつ、念のためアシスタントがインドネシア語に翻訳してくれていました。

 

みんなスマホで動画を撮りながら熱心に私のデモを見てくれていました。

そして完成したセンターピースがこちら。イエローからピンクコーラル系にホワイトの春色のアレンジ。

この写真だとわかりづらいけど、お皿の上に置かれたメニューらしきペーパーはインドネシアのカリグラファーの方がマスタークラスの撮影用に書いてくださったもの。私はカリグラフィーはあまり詳しくありませんが、インドネシアには世界的に有名なカリグラファーの方がいるみたいですね。そのお陰か、現地でのカリグラフィー人気は高いです。

大体いつもの私のセンターピースと同じくらいの雰囲気に仕上がってますが、それを実現するための花材の用意は本当に大変でした。輸入の花に頼らないと、現地の市場で手に入る花では到底このような雰囲気のデザインは実現できません。高い輸入の花を大きなロットで買わないといけない彼女たちの立場を考えると、日本で国産の花材が豊富に揃うのは本当に恵まれていることなのだなと改めて感じます。インドネシアでは輸入の花はロットが10本じゃないんですよ。25本とか50本とか。個人の花屋が仕入れるにはなかなかハードルが高い。

さて、私のデモの後は生徒さんの作成タイム。会場が一気にお花畑ですね!

私は「生徒さんにもっとうまくなって欲しい、何かしら学んで吸収していって欲しい」という思いが強いので、できる限り個人個人にたくさんアドバイスできるように会場を回っていました。20人くらいの生徒さんに一人ひとり数回はアドバイスできるように回っていたので、本当に目まぐるしく動き回っていました。普段少人数のクラスをメインに教えている私にとっては20人という人数もチャレンジの一つでした。

基本的に私のレッスンでは植物の特性や一本一本の枝ぶり、ラインを活かして作成するので私のデモアレンジと同じになる必要はありません。生徒さん個人個人の個性を尊重しながら、ここをこう変えるともっと良くなるよ!というところをアドバイスしていきます。

皆それぞれの美しいセンターピースを作成した後は、ランチを挟んで午後はウェディングブーケのレッスンです!
それではまた次回!

 

 

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